有藤通世氏 先発でも守護神のような繊細さが必要だったロッテ・小島の宗への初球

有藤通世氏 先発でも守護神のような繊細さが必要だったロッテ・小島の宗への初球

<オ・ロ(23)> 8回2死一塁、小島はオリックス・宗に同点の2点本塁打を浴び、しゃがみ込む (撮影・後藤 大輝)

 ◇パ・リーグ ロッテ2─2オリックス(2021年10月12日 京セラD)

 打った宗も、打たれた小島も涙した。それほど大きかった8回の同点2ラン。ロッテのバッテリーは勝負に対する、ほんの少しの甘さが出た。非常にもったいなかった。

 初球の直球が甘く入った。宗は仕掛けの早い打者。この日も第1打席から初球、2球目に手を出し、いずれも併殺打だった。場面は8回2死。ゲームプラン的には試合を「締め」にいく終盤で、小島には守護神のような細心さが必要だった。安打ならOK。本塁打だけは絶対に避けなければいけない中で、初球の入り方は直球で良かったのか。捕手の加藤も、宗の打席の前にマウンドにいって声掛けをしても良かった。そして、初球は例えばボールになる変化球から。それほど慎重さが求められる場面だった。

 今シーズンの全てを懸けるような気持ちを両チームから感じた熱戦。追うロッテにとっては負けに等しい引き分けだ。きょうからの残り2試合はしゃにむに勝ちにいくしかない。1番・荻野の状態がいいだけに、還す役目のマーティンの活躍が勝利には不可欠だ。

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