楽天が今季初のサヨナラ勝ち 就任後初の劇的勝利に石井監督「僕は出て行かなくていいのかな」

楽天が今季初のサヨナラ勝ち 就任後初の劇的勝利に石井監督「僕は出て行かなくていいのかな」

<楽・ソ>サヨナラ打の岡島は石井監督と抱き合う(撮影・篠原岳夫)

 ◇パ・リーグ 楽天2―1ソフトバンク(2021年10月13日 楽天生命パーク)

 楽天が132試合目にして今季初のサヨナラ勝ちを収めた。試合は1―1のまま9回へ。先頭・渡辺佳の中前打をきっかけに1死満塁とすると、岡島が右前にサヨナラ打。初球の146キロ直球をとらえた打球が鋭く前進守備の内野の間を抜け、歓喜の輪でウォーターシャワーを浴びた。

 石井監督にとっては就任後初のサヨナラ勝ちで「僕は(グラウンドに)出て行かなくていいかのかな、と思いました」とおどけつつ「選手が躍動する姿を見るのが好きなので、そういう姿を見ることができてうれしい。チームのみんなで勝てた」と目尻を下げた。

 「どんな時もチームの先頭に立つ。自分ができることをやっている。(シーズン終盤に)こういう経験をさせてもらえるのは凄くありがたい。いろんな遠回りもしたし無駄かもしれない努力もしてきたけど、それを続けてきてよかった」

 ヒーローになった岡島がサヨナラ打を放つのは18年5月17日のソフトバンク戦以来で、相手投手はこの日と同じ森だった。「何とかという気持ちだった。厳しいコース以外だったら積極的にいくつもりだった」。昨季は捕手に再転向したが、今年は再び外野手登録に。故障に泣かされることも多かった苦労人が、プロ10年目で再びブレークしている。

 石井監督も「岡島のようなファイターを見て、若い選手たちは参考にしてほしい。捕手をやったり外野一本に勝負したり、そういうことに立ち会ってきたので、こうやって活躍してくれるのは本当に嬉しい」と声を弾ませた。首位・オリックスとは3・5ゲーム差。優勝争いに望みをつなぐ価値ある勝利となった。

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