祝マジック!ロッテ70年のV戦士・有藤通世氏、当時も今も「ベンチと選手に信頼関係ができている」

祝マジック!ロッテ70年のV戦士・有藤通世氏、当時も今も「ベンチと選手に信頼関係ができている」

<オ・ロ>優勝マジック9を点灯させ、歓喜のハイタッチをする井口監督(中央)らロッテナイン(撮影・成瀬 徹) 

 ◇パ・リーグ ロッテ6ー1オリックス(2021年10月14日 京セラD)

 140試合を戦っての優勝は格別だ。僕はリーグ優勝を2度経験したが74年は前後期制だったので、130試合制(当時)の70年の方が重みはあった。まして今年はコロナ禍や五輪期間の中断など難しいシーズンだが、井口監督がうまくマネジメントしている。

 ただ、重圧はマジックがついてから襲ってくる。急にミスを恐れだす。70年の時はまだ2年目で、プロの優勝がどういうものか分からなかったが、ゴールが見えてくると意識した。緊張から失策して先輩投手に「俺の生活をダメにする気か!」と怒鳴られたよ(笑い)。

 当時の監督だった濃人(渉)さんは何も言わない人だった。ミーティングでも黙っていた。選手を信頼していたんだろうね。今のロッテもベンチと選手に信頼関係ができているように見える。コーチの指示を選手は疑いもなく受け止め、全員が同じ方向を向いている。いい雰囲気で、意外とすんなりマジックは減っていきそうだ。(スポニチ本紙経論家)

 【ロッテの70年以降のリーグ優勝と日本シリーズ進出】

 ☆1970年 ロッテに改称後、初のリーグ優勝。球団としては10年ぶり3度目となった。21勝を挙げた木樽正明が最優秀選手、25勝の成田文男が最多勝に輝き、2年目の有藤通世が打率・306、25本塁打、80打点の活躍。日本シリーズでは巨人に1勝4敗で敗れた。

 ☆74年 前後期制で就任2年目の金田正一監督の下、後期優勝。プレーオフでは前期優勝の阪急(現オリックス)、日本シリーズでは中日を下し、日本一に輝いた。

 ☆05年 第2次バレンタイン監督体制の2年目。シーズンは2位で終了したが、プレーオフで西武、ソフトバンクを破り、74年以来31年ぶりにリーグ優勝した。日替わり打線などで「ボビーマジック」と呼ばれ、日本シリーズでは阪神に4連勝。

 ☆10年 西村徳文監督の初年度。史上初めてリーグ3位からCSを勝ち上がり日本シリーズに進出。中日を4勝2敗で下し、5年ぶり4度目の日本一に輝いた。

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