野村謙二郎氏 球数の多さが気にかかる大瀬良 打ち取り方にもっと工夫が必要

野村謙二郎氏 球数の多さが気にかかる大瀬良 打ち取り方にもっと工夫が必要

スポーツニッポン評論家の野村謙二郎氏

 ◇セ・リーグ 広島5ー3DeNA(2021年10月14日 マツダ)

 【野村謙二郎 視点】9勝目を挙げた大瀬良だが、球数の多さがどうにも気にかかる。序盤3回で45球だったものが、中盤3イニングでは61球。何もこの日に限った話ではない。球数の分母が増えると安打が増えるし、完投するには単純にプラス100球が必要になる。

 言うまでもなく、緩い球を低めに集めて打たせていかないと、省エネ投球につながらない。要は打ち取り方。ツーシームを使い始めており、本人なりに球数を考え、もがいているのかもしれない。

 速球派のパワーピッチャーとして押し通すのか。真っすぐは速いけれど、クレバーに打たせて取るのか――。答えは一つだろう。現状は、どっちつかずになっているように思えて仕方がない。

 最後に今村にも触れておきたい。戦力外と聞いて驚いた。「今年ダメなら自分から申し出ようか考えていた」という談話に、覚悟を感じる。私が監督に就任した時のドラフト1位。いい意味で、抜くところと力を入れるところを知る、投球ができる投手だった。まだ若いので残念。今はゆっくり休み、気持ちを整理して次のステップに進んでほしい。(スポニチ本紙評論家)

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