【センバツ出場校OBチェック】北信越&東海編:吉田正尚をはじめ豪華な顔ぶれの敦賀気比OB。中京大中京は堂林・磯村の広島バッテリーで全国制覇

【センバツ出場校OBチェック】北信越&東海編:吉田正尚をはじめ豪華な顔ぶれの敦賀気比OB。中京大中京は堂林・磯村の広島バッテリーで全国制覇

中京大中京時代の堂林。いわゆるエースで4番タイプで、投打に卓越した才能を見せていた。写真:産経新聞社

3月19日から、第93回選抜高校野球大会が開幕する。今大会出場校のOBで、現在もプロ野球界で活躍する選手たちを紹介していこう。今回は北信越&東海ブロックから出場する4校だ。

▼敦賀気比高(福井/5年ぶり8回目)
内海哲也(西武)/山田修義(オリックス)/吉田正尚(オリックス)/西川龍馬(広島)/平沼翔太(日本ハム)/山ア颯一郎(オリックス)/黒田響生(巨人)/木下元秀(広島)

 平成に入ってから頭角を現した福井の雄で、OBにも錚々たる面々が揃う。ともにプロ野球屈指のアベレージヒッターとして活躍する吉田と西川は1学年違いで、ともに1年生からレギュラーをつかんでいた。吉田は、2年春(2009年)のセンバツ3回戦の天理高戦で3安打と活躍。しかし、準々決勝で現チームメイトの山崎福也(当時日大三高)に3打数無安打に抑えられて敗退した。2015年に福井県勢初のセンバツ優勝を成し遂げた際位の原動力となったのが平沼。「4番・投手」としてチームを牽引し、静岡高との準々決勝では逆方向にホームラン。投げては全5試合とも完投とフル稼働し、準決勝で大阪桐蔭、決勝では東海大四高を下して栄冠に輝いた。

▼上田西(長野/初出場)
寺望夢(阪神)

 センバツ出場は創部61年目にして初だが、2010年代には夏に2度甲子園の土を踏むなど、近年は力を付けてきている。寺は在学中に甲子園出場はならなかったが、昨秋のプロ志望高校生合同練習会で6打数5安打と猛アピールして、同校から直接プロ入りを果たした初めての選手となった。
 ▼中京大中京高(愛知/2年連続32回目)
嶋基宏(ヤクルト)/堂林翔太(広島)/磯村嘉孝(広島)/伊藤康祐(中日)/高橋宏斗(中日)/中山礼都(巨人)

 センバツ出場32回・優勝4回はともに全国2位を誇る古豪で、戦前からプロ野球選手を輩出し続けてきた歴史を持つ。現役OBでは最年長の嶋は現在は捕手だが、02年のセンバツには二塁手として出場。捕手へコンバートされるのは大学進学後だった。一方、高校時代は投手だった堂林は、現在もチームメイトの磯村とバッテリーを組んで09年センバツでは8強、同年夏には全国制覇を成し遂げた。高橋と中山はコロナ禍で昨年のセンバツが中止となる不幸に遭ったが、夏の甲子園交流試合ではタイブレークの末智弁学園に勝利。なお、侍ジャパン監督の稲葉篤紀も同校のOBである。

▼県岐阜商高(岐阜/2年連続30回目)
三上朋也(DeNA)/橋純平(ソフトバンク)

 私立全盛の現在の高校球界においても異例の強さを誇る公立校。甲子園出場は春夏合わせて58回を誇り、そのうち17回が平成以降と、長い歴史の中でも安定した強さを維持している。現役OBの2人も、いずれも甲子園出場経験がある。プロではリリーバーとして活躍する三上は、高校2年に三塁から投手へ転向。打撃も得意で、3年時のドラフトでは野手として獲得を目指した球団が複数あったという。一方、橋は超高校級のエースとして注目を集め、3年春の大会でベスト8入り。初戦で完投、2戦目に完封勝利を飾り、2登板とも最速150キロを計時して2ケタ奪三振と実力を見せつけた。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。

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