社会人野球の注目選手はこの20人!スポニチ大会で輝いた“ドラフト候補生”をまとめて紹介!

社会人野球の注目選手はこの20人!スポニチ大会で輝いた“ドラフト候補生”をまとめて紹介!

最高殊勲選手賞を受賞した廣畑は、ストレートとスライダーを駆使して圧倒した。写真:大友良行

3月上旬に行なわれた社会人野球「第75回スポニチ大会」。参加16チームの中から予選リーグ、決勝トーナメントを勝ち上がった三菱自動車倉敷オーシャンズが決勝戦で明治安田生命を2−0で下し、初優勝を飾った今大会から、プロ注目の選手たちをリストアップした。

【三菱自動車倉敷オーシャンズ】
・廣畑敦也(投手、右投右打、177cm・75kg、1997年生まれ=玉野光南高→帝京大)
 準決勝、決勝の1日2試合を含む計4試合に登板してセーブの大役をこなし、最高殊勲選手賞を獲得。上背は決して高くはないがMAX154キロのストレートと140キロ台の高速スライダーを併用して打者を圧倒した。大会ナンバー1投手と言ってもいいだろう。

【Honda】
・米倉貫太(投手、右投右打、184cm・86kg、2000年生まれ=埼玉栄高)
 大卒の廣畑と肩を並べる右腕。高卒3年目を迎え、今年がドラフト解禁年でもある。TDK相手に1本塁打を打たれたものの、5回を2安打1失点に抑え勝利投手に。長い腕をしならせ、流れるような美しいフォームからカーブをまじえて的を絞らせない投球を披露した。指名は間違いないだろう。

・藤野隼大(捕手、右投右打、181cm・84kg、1998年生まれ=川越東高→立教大)
 巧みなリードと二塁送球1.9秒台の強肩で、バットコントロールが巧く、長打力も兼ね備えている。高校時代は、埼玉県決勝まで行ったが浦和学院に敗れ甲子園の夢を絶たれた。その後、順調に伸び今大会でも優秀選手にも選ばれた。

・檜村篤史(遊撃手、右投右打、182cm・85kg、1997年生まれ=木更津総合→早稲田大)
フォーム改造で、強い打球が打てるようになり勝負強さを発揮している。守備もいい。本塁打も打ち、大型ショートとしての注目されている。高校、大学とダブル後輩になる早川隆久投手(楽天)に一歩先を越されているだけに真剣だ。

・山遼太郎(三塁手、右投右打、173cm・85kg、2000年生まれ=健大高崎高)
高校時代に通算47本塁打を放ったほどの長距離打者。2番打者としてホットコーナーを守り、今やチーム存在での存在感がある。今年こそ、父・賢一さん(広島スカウト)の後を追ってプロ入りを目指す。
 【TDK】
・小木田敦也(投手、右投右打、174cm・75kg、1998年生まれ=角館高)
 昨年末の都市対抗で肩痛から復活。3試合に投げ152キロのストレートで2勝1セーブと大活躍し、今大会でも2試合に登板。スライダー、カットボールを加えたピッチングで高評価を受けた。

・鈴木大貴(投手、右投右打、182cm・84kg、1997年生まれ=福島東高→流通経済大)
 2段モーションからスライダー、カット、チェンジを交えてMAX154キロを投げ込むスリークォーター右腕。今大会では本領を発揮できなかったが、速球は魅力にあふれている。

【鷺宮製作所】
・小孫竜二(投手、右投右打、180cm・85kg、1997年生まれ=遊学館高→創価大)
強気のピッチングで臨んだ三菱自動車岡崎戦では、自信の真っすぐとタテスラが決まらず、5回8安打5自責点と打ち込まれた。都市対抗までには、立てなおすと決意を新たにしている。

【三菱自動車岡崎】
・坂巻拳(投手、左投左打、187cm・94kg、1997年生まれ=千葉英和高→東京情報大)
高校時代は控えだったが、社会人1年目から公式戦に登板。TDK戦では、課題のコントロールが見事なほどに決まり7回を4安打1失点に抑える好投。制球力が課題だ。

【東京ガス】
・菅野秀哉(投手、右投右打、183cm・85kg、1996年生まれ=小高工高→法政大)
昨年は調子を崩しベンチからも外された。ピッチングがわからなくなり、悩み苦しんだことがウソのように今回は見事な投球だった。6回3分の2を、4安打7奪三振2失点にまとめドラフト戦線へ復帰した。

・相馬優人(二塁手、右投左打、172cm・72kg、1997年生まれ=健大高崎高→法政大)
バットを短く持ってミートに徹するバッテイングでチームを勝利に導く。もちろん広角に打ちわけることもでき、試合を作れる格好の1、2番打者。ショートも守れるユーティリテイプレーヤーだ。
 【JFE東日本】
・平山快(三塁手、右投右打、182cm・88kg、1996年生まれ=東海大相模高→東海大)
小柄だが同僚の峯本匠二塁手とともに昨年はドラフト漏れの口惜しさを味わった。今年が最後のチャンスと見て打席では長打を狙う。その言葉通りHonda戦で2ホーマーを放った。今年が勝負年だ。

【明治安田生命】
・小玉和樹(投手、右投右打、167cm・73kg、1997年生まれ=佼成学園→国學院大)
小柄だがMAX151キロのストレートで三振を取る。ゲームを作れる投手だ。カーブ、チェンジ、スライダー、ツーシームと球種は多いが、強いて言えば、さらなる細かいコントロールが求められるか。

【東芝】
・吉村貢司郎(投手、右投右打、183cm・80kg、1998年生まれ=日大豊山高→国学院大)
ノーワインドアップから伸びのある152キロのストレートを軸に、スライダー、カーブ、フォークをコンビネーションよく両サイドへ投げ分ける。球もちがいいと評判。1年目から都市対抗で投げた大型右腕だ。

【日本新薬】
・福永裕基(二塁手、右投右打、180cm・83kg、1996年年生まれ=天理高→専修大)
 思い切りよく振り切るバッテインが魅力。50m6.2秒、一塁到達4.4秒の快足の持ち主だ。プロ注目の大型内野手は、都市対抗で2本塁打を打つも昨年は指名漏れ。今年3年目が勝負の時。

・舩曳海(外野手、右投左打、183cm・86kg、1998年生まれ=天理高→法政大)
昨年の都市対抗で大活躍、その勢いは今年も止まらない。打撃はもとより、一塁到達4.1秒、50m5.8秒と脚力での評価が抜群に高い。パワー、スピード、柔軟性を兼ね備えた走攻守3拍子揃い、強心臓で勝負強さも備える。
 【沖縄電力】
・知念大成(投手兼外野手、左投左打、181cm・88kg、2000年生まれ=沖縄尚学高)
 高卒3年目を迎えた今秋のドラフト候補。社会人1年目からマウンドに上がり、試合経験も豊富。146キロ前後の速球に変化球を交えて勝負する。馬力がありコンビネーションもいい。外野も守ることができる。

【ENEOS】
・小豆澤誠(二塁手、右投左打、170cm・70kg、1995年生まれ=飛龍高→上武大)
 持ち味の巧みなミート力を活かし、勝負強いバッテイングをする。時にはフルスイングで長打も放つ。守りもフットワークを生かした巧みなグラブさばきも魅力。ゲーム作りには欠かせない存在だ。

【日鉄鹿島】
・生田目忍(一塁手、右投右打、175cm・80kg、1997年生まれ=水戸工高→星槎道都大)
 シャープな振りで広角にも打てる。大柄ではないが、今大会3試合で2本塁打8安打と長打力を含め打ちまくった。実兄の生田目翼選手(日本ハム)を追いかけ、プロ入りを目指す。

【JR東海】
・宮本佳汰(投手、右投右打、183cm・88kg、1998年生まれ=大阪桐蔭高→東京国際大)
日鉄鹿島戦では、立ち上がりに失敗したが、本来はガッチリした身体を使い、サイド気味に151キロの速球を投げる本格派だ。大学では、公式戦初登板で無安打無得点試合を達成し、それ以来注目され続けている。

取材・文●大友良行

【著者プロフィール】
おおとも・よしゆき/元大手新聞社の報道写真記者。事件事故取材の傍らメジャーリーグやサッカーW杯などの欧州サッカーを取材。現在は、全国の大学野球、春夏の甲子園をはじめとする高校野球、都市対抗を中心に社会人野球などを深く取材している。著書に「野球監督の仕事(共著・成美堂出版)」、「CMタイムの逆襲(東急エージェンシー)」などがある。
 

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