東京五輪アメリカ野球代表のメンバーが決定!球宴HRダービー優勝の大砲、100マイルの豪腕プロスペクトも<SLUGGER>

東京五輪アメリカ野球代表のメンバーが決定!球宴HRダービー優勝の大砲、100マイルの豪腕プロスペクトも<SLUGGER>

5月までメジャーでプレーしていたフレイジャー。通算218本塁打の実績を誇る。(C)Getty Images

7月2日(現地時間)、東京オリンピックに参加する野球アメリカ代表のメンバー24人が紹介された。いわゆる現役バリバリのメジャーリーガーは一人もいないが、過去に輝かしい実績を残したベテラン、日本球界で活躍中の助っ人、そして将来を嘱望されるプロスペクト(若手有望株)がミックスされ、チームとしての潜在能力は決して低くない。。

●実績豊富なベテラン
 内野手のトッド・フレイジャーは16年に40本塁打を放った実績のある長距離砲で、15年にはオールスター・ホームラン・ダービーで優勝したこともある。左腕のスコット・キャズミアーは2000年代後半に球界屈指のドクターKとして活躍し、07年には奪三振王に輝いている。この2人は今シーズンもメジャーでプレーしており、全盛期は過ぎたとはいえ、実戦勘に関してはまったく問題ないだろう。

 他にはメジャー通算107勝を挙げ、ノーヒッターを達成したこともあるエドウィン・ジャクソン、元ヤンキースのクローザーとして活躍したデビッド・ロバートソンもおり、彼らベテランたちが中心になってチームを牽引することになるだろう。●NPBで活躍する“助っ人”たち
 日本のファンにとってなじみの顔も何人か五輪の舞台に登場する。現在、日本で活躍中のタイラー・オースティン(DeNA)、ニック・マルティネス(ソフトバンク)、スコット・マクガフ(ヤクルト)に加え、昨年まで9年間オリックスに在籍していたブランドン・ディクソンも2019年のプレミア12に続いて代表に名を連ねている。

 中でも注目されるのがオースティンだ。爆発的なパワーを誇る上に、今季はここまでセ・リーグ打率トップに立っている。しかもメイン会場の横浜スタジアムは普段もホームにしている球場とあって、日本にとってはかなりの脅威になりそうだ。

●次代のスター候補も続々参加
 日本メディアからはあまり注目されていないが、その分“Xファクター”になる可能性を秘めているのが将来を有望視されるプロスペクトたちだ。 トリストン・カサス(レッドソックス2A)は次代の主砲候補で、MLB公式のプロスペクト・ランキングでは現在、一塁手では最高ランクに位置している。U-18ワールドカップでMVPに選ばれるなど、国際経験が豊富な点も頼もしい。

 シェーン・バズ(レイズ3A)は100マイルを超える4シームと95マイル近いスライダーで三振を奪いまくる豪腕。先日昇格した3Aでも好投を続けていて、マイナーリーガーとはいえ限りなくメジャーに近いところまで来ている。

 将来性という点ではバズに勝るとも劣らないのが20歳のシメオン・ウッズ=リチャードソン(ブルージェイズ2A)だ。雨でノーゲームになったとはいえ最終予選のプエルトリコ戦で先発して4回1失点と好投するなど、代表でもすでに戦力となっている。 19年のプレミア12でも、アメリカ代表には複数のプロスペクトが出場していた。このうち、アレック・ボーム(フィリーズ)は昨年、新人王投票2位に入る活躍を見せた。今回参加する若手選手も、今後数年のうちにメジャーの舞台で飛躍するに違いない。

 言うまでもなく、今回のメンバーはアメリカが誇る最強の布陣ではない。「寄せ集め」感も正直否めない部分はある。それでも、19年のプレミア12で日本は同じようなチーム構成だったアメリカに一度は敗れている。その意味では、今回も決して侮ってはいけないだろう。

構成●SLUGGER編集部

【侍ジャパン PHOTO】10年ぶりの世界一!歓喜に湧く選手たちの笑顔、表彰式、シャンパンファイトの様子をお届け!

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?