「もうMVPの次元じゃない」大谷翔平は歴代受賞者よりも凄い!? MLB公式番組の名司会者が熱弁「カーショウなんて…」

「もうMVPの次元じゃない」大谷翔平は歴代受賞者よりも凄い!? MLB公式番組の名司会者が熱弁「カーショウなんて…」

ヨーント(右下)やカーショウ(右上)らレジェンドたちと比較された大谷(左)。その内容は実に興味深いものだった。(C)Getty Images

長きに渡るメジャーリーグ史においても稀有な存在なのかもしれない。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平である。

 開幕からロケットスタートに成功した今季の大谷は、メジャーリーグの顔として存在感を高めている。とくに打撃面での飛躍は顕著で、本塁打数は7月7日のボストン・レッドソックス戦で松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)が記録したシーズン日本人最多本数(32)に並び、メジャー単独トップに君臨している。
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 69打点もリーグ1位のブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)とは4点差の3位で、二冠の可能性も十分に秘めている。もっともセイバーメトリクス(統計学的見地から野球を客観的に分析する考え方)が広く普及している昨今の野球界において、大谷の凄みは、打撃3部門でのタイトルに収まり切らないものがある。

 長打率(塁打期待値。安打に占める長打割合ではない).688やOPS(出塁率+長打率)1.049と、いずれも多くの日本人スラッガーが及んでいなかったパワー系のデータで圧倒的な数字を残している大谷。日本人ではイチロー(2004年)以来となる年間MVP獲得の機運も高まっている。
  無論、現地でも27歳のサムライ戦士をMVPに推す声は絶えない。現地時間7月6日、MLBの公式チャンネル『MLB Network』の番組「MLB Tonight」の司会者であるグレッグ・アムシンガー氏は、興奮気味に歴代MVP受賞者たちと大谷を比較した。

「今年の彼は歴史的に見ても特別なシーズンを送っている。すでにかなりの試合に出場していて、2021年シーズンのMVPだと言っても過言ではない。ここで歴代のMVP受賞者たちを比較してみましょう。まずは2014年のクレイトン・カーショウ。この時の彼は信じられないほどに素晴らしい選手でしたが、彼が出たのは27試合だけ。オオタニはもう78試合ですよ!? それにカーショウは奪三振率でもオオタニの12.5に及んでいないし、何よりもホームランを31本(同日時点)も打っていません。

 1982年のロビン・ヨーントと比べるのも面白いですよ。彼は言わずと知れたオールラウンダーで、89年にもMVPになった最高の選手で、殿堂入りもしています。ですが、オオタニとは比較にもなりません。彼はヨーントを上回る52の長打と31本塁打を打ち、さらにチームのエース級なんです! それもシーズンの半分でね」
  少々強引ではあるものの、アムシンガー氏は、データを基に「MVPとかっていう次元じゃない。もう価値がどうとか以前に完全に突出した存在なんだ」と熱っぽく力説した。

 これに対して、番組に出演していた元MLBスターのハロルド・レイノルズは、「まぁ落ち着きなよ(笑)。確かに今年のオオタニは凄い。だけど、君はMVP選手たちのプレーオフやワールドシリーズでの活躍を考慮していない」と分析。さらに「おおむね同意するけど、シーズンの半分でMVPを決めるのはどうかと思うね」と反論する。
  しかし、アムシンガー氏は一切動じることはない。ハロルドに返す刀で反論している。

「ただのハーフシーズンではないんです。言ってしまえば、私たちが目にしているのは、野球選手が飛び方を学んで、本当に空を飛んでしまっているぐらい凄いことなんです。我々は彼ならそれも可能にしてしまうと気づかされたんです。『人間は空も飛べるのだ』とね。それなのにMVPの話をすることの何が馬鹿げているんですか!?」

 終始、熱く大谷への賛辞を惜しまなかったアムシンガー氏は、持論をこう結んでいる。

「他の選手たちがどんなプレーをシーズン後半にしようとも関係ありません。どんな活躍をしても、今シーズン前半のオオタニには遠く及ばないと思います。彼は投手としてチームのエース役を担い、ホームラン王に向けて走り続けている。60本塁打、101イニングペースですよ!? 疑いを持つ必要は一切ない。もうすでにMVPなんです」

構成●THE DIGEST編集部

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