「勝つためにあらゆる手段を講じた」侍ジャパンが見せた“圧勝劇”を米専門メディアも称賛「2度も負けた」【東京五輪】

「勝つためにあらゆる手段を講じた」侍ジャパンが見せた“圧勝劇”を米専門メディアも称賛「2度も負けた」【東京五輪】

悲願の金メダルを手にした日本。その勝利にアメリカ・メディアも賛辞を送った。(C)Getty Images

8月7日、東京五輪・野球の決勝でアメリカと戦った日本は、2対0で勝利。正式競技としては1992年のバルセロナ大会以来、6度目の参戦で初の金メダルを手にした。

 侍たちの強さは圧倒的だった。初戦のドミニカ共和国戦からの4連勝で勝ち上がり、迎えたファイナルも、先発の森下暢仁(広島)から千賀滉大(ソフトバンク)、伊藤大海(日本ハム)、岩崎優(阪神)、そして守護神の栗林良吏(広島)と繋ぐ盤石のリレーで強打を誇るアメリカを完封。危なげなく勝ち切ったのである。

 5戦無敗で“世界の頂”に立った稲葉ジャパン。彼らに2度の敗北を喫したアメリカは、侍たちに脱帽せざるを得ないようだ。米野球専門メディア『Baseball America』は、「オリンピックの舞台に野球が戻ってくるのは2大会という長い時間を要したが、その栄えある舞台にふさわしいかたちで幕を下ろした」と日本に賛辞を送った。

「野球の復活に躍起になって取り組んできた日本が、その大会で待望の金メダルを手にした。日本はオリンピックで勝つためにあらゆる手段を講じた。彼らはトッププレーヤーがオリンピックでプレーできるように自国のリーグを中断したのだ。結果的にこれが功を奏した。精鋭を揃えた日本は6チームによって争われたトーナメントを無敗で勝ち抜いたのである。そして彼らに我々は2度も負けたのだ」
  さらに同メディアは、「今世紀の野球界における覇権を争っているのは、決勝を戦った2か国で間違いない」と近年の国際舞台における日本とアメリカの強さを強調。そして、こう続けた。

「キューバが20世紀の支配的なチームだとすれば、日本とアメリカは今世紀の野球界で支配力を発揮し続けているチームだ。両国はそれぞれワールドベースボールクラシック(WBC)を制した経験もあり、育成年代のカテゴリーでもU-18ワールドカップではアメリカが5大会中4回の優勝を誇り、日本は12歳以下の世界大会を優勝している。オリンピックを制したサムライは今のところ少しだけ勝ち誇る権利を持っている」

 積み重ねてきた努力が結実し、オリンピック制覇の夢を叶えた日本。2023年に行なわれるWBCでも、世界に力を証明できるか。今から楽しみは尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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