「低俗な失敗を認めるべきだ」MLB実況の“差別的言動”が物議。レッドソックス放送局がジャイアンツGMの名前を嘲笑う

「低俗な失敗を認めるべきだ」MLB実況の“差別的言動”が物議。レッドソックス放送局がジャイアンツGMの名前を嘲笑う

宿敵ヤンキースを破って地区シリーズに進んだレッドソックスの面々。彼らを支援するコメンテーターの発言が物議を醸している。(C)Getty Images

MLBはポストシーズンに入り盛り上がりを見せる一方、ある“差別的発言”が波紋を呼んでいる。

 事の発端は、現地時間10月5日のニューヨーク・ヤンキース対ボストン・レッドソックスのワイルドカード争いだ。レッドソックスのラジオ局でキャスターを務めているショーン・マクドノー氏がイニング間に、サンフランシスコ・ジャイアンツGMであるファーハン・ザイディに対して不快な発言をしたのだ。

【音声】GMの名前を嘲笑うマグノー氏。実際のラジオ音声をチェック

 マグノー氏は、この日の実況だったウィル・フレミング氏の兄がジャイアンツ放送局でキャスターを務めていると紹介したうえで、「ジャイアンツの107勝は誰が予想していましたか?」と問いかけた。

 これにフレミング氏は、「恐らくファーハン・ザイディGMとゲーブ・キャプラー監督の他は誰も予想していなかった。彼らは周知のように信じられない仕事ぶりをした。多分私たちはワールドシリーズで再会するでしょう」と返答。直後にマグノー氏は「彼らのGMの名前はHigh Anxiety(ハイ・アングザイティ 高い懸念)」とザイディの名前をからかったのだ。

 カナダ生まれのフィリピン育ちであるザイディは、敬虔なイスラム教徒のパキスタン人だ。アメリカのプロスポーツで最初のアジア系アメリカ人のGMとしても名高い同氏だが、マグノー氏は冗談でいじったようだ。
  このジャイアンツGMに対する発言はSNSなどで拡散された。米専門メディア『FAN SIDED』はこのやり取りについて「マグノー氏は面白くない冗談で、他国の名前の響きを使用した。彼は決してやるべきでなかった」と伝え、「彼は低俗な失敗を認めるべき。それを早く行なえば、誰もがポストシーズンに集中することが出来る」と報じている。

 今年8月、米放送局『Bally Sports』の解説者ジャック・モリス氏はロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平に対して差別的発言により停職処分を下されている。はたしてマグノー氏に対する処分は、皆が納得するものになるだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

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