大谷翔平が確実視されるMVPはペレスも「値する」!名将が語る“最強捕手”の凄み「価値を忘れるべきではない」

大谷翔平が確実視されるMVPはペレスも「値する」!名将が語る“最強捕手”の凄み「価値を忘れるべきではない」

類まれなるリーダーシップと勝負強さでリーグ二冠王に輝いたペレス(右)。その存在は大谷(左)とも比較できるほどに大きいものだった。(C)Getty Images

今季のMLBは、歴史的に見ても稀なシーズンと言えるのかもしれない。周知のとおり、投打で幾多の名シーンを創出した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が球史に残る活躍をやり抜いたのが、その主因と言える。
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 そして“稀なシーズン”と言えるもうひとつの理由に挙げられるのが、サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)の存在だ。後半戦に入ってから怒涛の27発を放った31歳のスラッガーは、捕手としてMLBではジョニー・ベンチが達成して以来49年ぶりの二冠王に輝いた。

 もっともMVPレースにおいては、指標のひとつとなっている「WAR」(打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す数字)で9.0を記録した大谷の後塵を拝している感が否めない。だが、熾烈な本塁打王争いに参戦し、日本のファンの間でも知れ渡ったペレスの存在がメジャーリーグを大いに盛り上げたのは、紛れもない事実だ。

 ゆえに彼への賛辞はレギュラーシーズン終了後も絶えていない。ロイヤルズの地元紙『The Kansas City Star』は、「今季のアメリカン・リーグにおけるMVPはオオタニでまず堅い」と分析したうえで、最優秀監督賞3度の受賞歴を誇る名将バック・ショーウォルター氏が、MLBの公式番組『MLB Network』で語った見解を紹介した。
 「ハッキリ言って今年のオオタニに勝つのは、誰であれ難しい。それは誰もが分かっているはずだ。私も当然そうだと思っている。しかし、ペレスのやってのけたことの価値を忘れるべきではない。捕手があれだけのことをやってのけるのは、この生涯でふたたび見られないかもしれないよ」

 さらに「受賞はオオタニだが、ペレスは検討するに十二分に値する。それぐらいのことをやっている」と強調したショーウォルター氏は、こう論じている。

「私はそれが本当に難しいことだと考えているよ。あれだけの試合数を捕手として支えながら、ホームランも打ち続けたんだからね。ペレスがいかに恐ろしい存在かはライバルチームの投手たちが、完全に彼に焦点を当てていたことからも明らかだ」

 先述の指標(WAR)や現地メディアの反応などから見ても、大谷のMVP獲得はまず間違いない。しかしながら、全米野球記者協会の有識者投票で31歳の捕手がどれだけの票を集めるかは興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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