「スイングスピードはちょっと遅い。でも――」“ビッグボス”新庄剛志は、MLB通算56本塁打新助っ人ヌニエスの活躍を確信

「スイングスピードはちょっと遅い。でも――」“ビッグボス”新庄剛志は、MLB通算56本塁打新助っ人ヌニエスの活躍を確信

日本ハムへの入団が決定したヌニエス(左)。MLBでの実績も十分な助っ人に新庄監督(右)も期待を寄せる。(C)Getty Images、写真:産経新聞社

捲土重来に向け、今季パ・リーグ5位だった北海道日本ハムファイターズが積極果敢な動きを見せている。
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 先月27日に稲葉篤紀ゼネラルマネージャーの就任を発表した日本ハムは、2日後に新庄剛志監督の電撃就任も正式発表。そして11月5日には、ミルウォーキー・ブリュワーズのレナート・ヌニエス内野手と契約したと発表した。

 今シーズン途中に中田翔を無償トレードで巨人に放出した日本ハムにとっては待望の主砲と言えるかもしれない。今季のパ・リーグにおいて最下位の78本塁打しか打てなかったチームは、打線の軸となる長距離砲を探していた。

 現在27歳のベネズエラ人は、今季こそ14試合の出場にとどまったが、MLBでの実績は確かだ。ボルティモア・オリオールズに在籍した2019年には打率.244、31本塁打、90打点と持ち前のパワーを遺憾なく発揮。MLBでの通算本塁打数も実働5年で56本、154打点と、そのポテンシャルの高さが伺える。

 打者のパワーを示すISO(長打率−打率)は.283で、メジャー平均(.171)を遥かに凌駕する。そんな怪力自慢のヌニエスは、キャリアの平均出塁率も.308と決して悪い数字ではない。際どいコースを執拗に突くNPB特有の変化球攻めに対応できるかという課題はあるが、少なくとも貧打解消に繋がる期待は持てる好打者だ。
  チームの軸となり得る新助っ人砲に大きな期待を寄せるのは、他でもない「ビッグボス」こと新庄監督だ。今回の獲得に伴い「彼は打つよ。持ってるよ」と持論を語った。

「ビデオ観たけど、スイングスピードはちょっと遅く見える。でも、これは逆に日本の野球にフィットする可能性が高いね。なぜかというと、それがボールをバットにうまく乗せて、打つことができる技術を持っている証拠だから。軸足に体重をしっかり乗せて、身体が前に突っ込まないフォームなのよ」

 日米で活躍したカリスマらしく、獲得の理由を明かした新庄監督は、「右方向に打球が飛んでいなそうだけど、引っ張ることに関しては一流だね」と続け、「足はあんまり速くないんだろうけど、一塁手とDHで交互に使っていったら、闘争心に火がつくんじゃないかな。面白い選手になると思うよ」と断言した。

 はたして、ヌニエスは北の大地で本領を発揮するのか。新庄監督の起用法を含めて注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
 

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