「エンジェルスに不当な利益をもたらす」MLBが導入を勧める“大谷ルール”に米記者が異論!「違和感を覚える」

「エンジェルスに不当な利益をもたらす」MLBが導入を勧める“大谷ルール”に米記者が異論!「違和感を覚える」

二刀流で異次元のパフォーマンスを見せる大谷。その活躍を受けてのルール変更には批判の声もある。(C)Getty Images

現地時間3月22日にMLBと選手会が合意した“新ルール”は、さまざまな反響を呼んでいる。

 話題となっているのは、一度降板した投手が、DHとして試合に継続して出続けられるという新たなルールだ。昨夏のMLBオールスターにおいて、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が“リアル二刀流”で出場するために史上初めて適用されていたのだが、今季から公式戦でも施行される運びとなった。
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 いまだ正式発表には至っていない。それでも二刀流戦士として活躍を続けてきた大谷の価値が再評価されたとも言える動きは、アメリカでも大きくクローズアップされている。現時点ではポジティブな声が大半を占めており、米スポーツ専門局『Fox Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は「このルールが導入される流れになったのは、ショウヘイ・オオタニというレジェンドがいたからという事実を忘れてはならない」と指摘している。

 一方で導入を否定的に見る識者もいる。テキサス・レンジャーズの地元紙『Dallas Morning News』のエバン・グラント記者は、自身のツイッターで興味深い持論を披露した。

「野球界はオオタニを最大限に宣伝するために、できる限りのことをするべきだが、このルール変更はエンジェルスに不当な利益をもたらす。26名のロースターと13人制限されている投手陣のなかに、実質14人目の投手を加えられる」
 
 さらにフォロワーから「これはレンジャーズが二刀流選手を獲得していたら、ツイートしていなかった意見だ」と指摘されたグラント記者は、「私は『選手を可能な限り宣伝すべきだ』と言った。ただ、このルールには同意できないだけ」と反論。そして、こう続けた。

「私は正気だ。より多くの二刀流選手を推奨することには同意するし、そうなってほしいが、これだけでは無理だ。現時点でせいぜい1、2人ぐらいにしか影響しないようなルールには違和感を覚える。多くの選手たちが二刀流をやるようになるならいいけどね」

 一連の情報をすっぱ抜いた米紙『New York Post』は「過半数以上の投票はあると予想される」と指摘する。はたして、賛否両論のなかで“オオタニルール”は、どのような効果を球界にもたらすのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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