大谷翔平、開幕戦は5回途中9Kの快投も初勝利はお預け。エンジェルスは今年も“貧打”が悪目立ちで黒星

大谷翔平、開幕戦は5回途中9Kの快投も初勝利はお預け。エンジェルスは今年も“貧打”が悪目立ちで黒星

リアル二刀流で開幕戦を迎えた大谷。しかし、アストロズを前に今日は良いところなく終えた。(C)Getty Images

現地時間4月7日に行なわれたヒューストン・アストロズ戦に「1番・投手兼DH」でスタメン出場したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、打っては4打数無安打、投げては5回途中80球を投げ、1失点、9奪三振の好投を披露した。
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 ロックアウトなどさまざまな問題を経て、ようやく開幕を迎えたMLB。そのオープニングマッチでいきなり“リアル二刀流”に臨んだ背番号17は、初回から昨季の同地区覇者と対峙した。

 ホームファンの大声援と万雷の拍手のなかでマウンドに立った大谷は、まずは投手として見せる。

 相手先頭打者のホゼ・アルトゥーベを91.8マイル(約147.7キロ)のスプリットで見逃し三振に切って取ると、続くマイケル・ブラントリーにはヒットを放たれるも、3番アレックス・ブレグマンをショートゴロに打ち取る。その後は4番ヨーダン・アルバレスを四球で歩かすも、5番ユリ・グリエルは2球でファーストフライに打ち取り、危なげなく無失点で終えた。

 その裏に割れんばかりの「MVP」コールのなかで先頭打者として打席に入った大谷は、通算打率.133と“カモ”にされている相手左腕フランバー・バルデスと対峙。しかし、初球から振りにいった結果、力のないショートゴロに打ち取られた。

 やや力みも見られたピッチングでは2回を三者凡退に切った大谷。しかし、3回に2死からブラントリーに二塁打を打たれると、続く3番のブレグマンに抜けたスプリットをレフト前に痛打されて1点を失う。

 失投から失点を喫した大谷は、3回裏に2度目の打席を迎える。だが、ここは相手バッテリーの外角攻めに苦戦。3球で追い込まれると、最後はバルデスの“伝家の宝刀”であるカーブを外角低めいっぱいに投じられて見逃し三振となった。

 1対0のまま迎えた5回のマウンドは、1死二塁のピンチとなってアストロズの上位打線と対峙。試合のターニングポイントとなったこの場面で1番のアルトゥーベから空振り三振をもぎ取った。 見事に球界屈指の巧打者を封じ、2安打を許しているブラントリーを迎えるタイミング。ここでジョー・マッドン監督がアーロン・ループとの交代を指示。大谷の今季初登板での初勝利はお預けとなった。

 ループがブラントリーを見逃し三振に切り、無失点で切り抜けたエンジェルス。もっとも、大谷は指名打者ルールの改正により、バッターとして出場を継続。6回裏には無死二塁の場面で打者として3度目の打席に立つも、ここも外角攻めに苦戦。最後はカウント0-2から真ん中高めにきたカーブを打ち損じる形でショートフライに打ち取られた。

 頼みの打線がバルデスから1安打しか打てずに苦戦したエンジェルス。8回表にブレグマンとアルバレスに連続本塁打を打たれて加点された後も、攻撃陣も反撃の術を見いだせないまま沈黙する。

 相手投手陣の攻略に手を焼いたホームチーム。そのなかで8回に大谷へチャンスが巡ってくる。2死一塁の場面でデビッド・フレッチャーがタイムリースリーベースヒットを放ち、好機で第4打席に立った。

 一発出れば同点という場面で、アストロズは昨季にフィリーズでクローザーも務めていたヘクター・ネリースを送り込む。まさに手に汗握る場面、会場からは「MVP」コールが巻き起こるなかで、打席に立った大谷は徹底的な外角攻めを冷静に見極めていく。そしてカウント2-2から5球目、インハイへの4シームをフルスイング。バットの乾いた音が鳴り、ボールは高々と舞い上がったが、ライト正面へのフライに終わった。

 チャンスを逸したエンジェルスは、最終回は相手クローザーのライアン・プレスリーに三者凡退で切って取られて万事休す。2022年の初陣は1対3で接戦を落とすという悔やまれる形となった。

構成●THE DIGEST編集部

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