鈴木誠也の“神ってる”選球眼を示す「3.1%」。好スタートを呼んだボール球への対応力

鈴木誠也の“神ってる”選球眼を示す「3.1%」。好スタートを呼んだボール球への対応力

順調なメジャーデビューを果たしている鈴木。その源泉力は、日本時代から卓越していた選球眼にある。(C)Getty Images

4月7日(現地)に開幕を迎えた2022年のメジャーリーグ。今年も大谷翔平(エンジェルス)は大活躍するのか、新たなスターは台頭するのか楽しみが尽きないが、その中で“ジャパンの4番”が好スタートを切っている。

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 今年から海を渡った鈴木誠也(カブス)は開幕戦でヒットを含む3出塁を記録すると、3試合目にはうれしいメジャー第1号を叩き込んだ。まだ3試合とはいえ、打率.375、1本塁打、OPS1.288と上々の滑りだしと言っていい。そして、この活躍を支えているのが鈴木の大きな武器である「選球眼」だ。

 鈴木といえば、侍ジャパンの4番を任されたパワーに目がいきがちだが、出塁率の高さも際立っていた。レギュラーに定着した2016年に.404を記録すると、18年からは4年連続で4割をクリア。通算でも.414の高さで、最高出塁率のタイトルも2度獲得している。
 
 確かに、強打者になると相手投手も際どいコースに投げるため四球が増える傾向にある。だが、鈴木の場合はそれだけではない。ボール球スウィング率は3年連続でセ・リーグベストと元々の選球眼自体が極めて優れているのだ。
  そして、メジャー最初の3試合でもこの選球眼を遺憾なく発揮した。全試合で四球をもぎ取り、ボール球スウィング率は驚異の「3.1%」。これは現在MLBベストの数字であり、サンプルサイズがあまりにも少ないとはいえ信じがたい水準だ。しかも、対戦したのが昨年のサイ・ヤング賞投手コービン・バーンズ、豪腕ブランドン・ウッドラフ、赤丸急上昇中のフレディ・ペラルタという、球界でも上位に入る先発投手たちとあって余計に価値が高い。

 特に印象的だったのがメジャー第1打席。バーンズに3球で追い込まれながらも、決め球カーブとカッターを冷静に見極め、四球をもぎ取った場面だ。日本とメジャーではストライクゾーンが異なり、メジャーの方がゾーンが狭い多くの選手が証言している。その中で鈴木は早くも新しいゾーンに適応し、結果を残しているというわけである。

 今後も日本時代と変わらない好球必打の打撃ができれば、必ずや5年8500万ドル(約101億円)の大型契約に見合った成績が残せるはずだ。

構成●SLUGGER編集部

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