歴代で完全試合達成の次も勝ったのは6人だけ。佐々木朗希は“44年ぶりの快挙”をやってのけられるのか

歴代で完全試合達成の次も勝ったのは6人だけ。佐々木朗希は“44年ぶりの快挙”をやってのけられるのか

完全試合をやってのけて大きな話題を集めている佐々木。そのピッチングは投げるたびに球史をこじ開けてきている。写真:産経新聞社

その右腕には、いまや文字通り世界が熱視線を向けている。去る4月10日にZOZOマリンスタジアムで行なわれたオリックス戦で、プロ野球史上16人目の完全試合を成し遂げた佐々木朗希(ロッテ)だ。
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 まさに快投だった。槙原寛己氏(巨人)以来28年ぶりの快挙を達成しただけでなく、わずか105球で歴代最多タイとなる19三振を奪い、13者連続奪三振という前人未到のプロ野球記録も樹立したのだ。世間も21歳の若武者が見せつけた歴史的なピッチングに酔いしれた。

 4月17日の日本ハム戦が急遽、地上波での生中継となるなど、その注目度の高さは人気低迷が叫ばれて久しいプロ野球界では、異例の高さだと言っていい。それほどまでに佐々木には「何かやってくれる」という期待を抱かずにはいられないのだ。

 ここで興味深いデータを紹介しておきたい。完全試合を達成した投手たちの達成後最初の試合での結果だ。 プロ野球界では、佐々木を除いて15人の投手が完全試合の偉業をやってのけてきた。そのなかで、次戦登板で勝敗がついたのは14人もいるのだが、勝利を手にしたのは意外にも、以下の6人しかいない。

金田正一(国鉄スワローズ/9回、被安打8、3失点)
佐々木吉郎(大洋ホエールズ/3回、被安打3、1失点)
田中勉(西鉄ライオンズ/2回、被安打3、2失点)
佐々木宏一郎(近鉄バファローズ/7.1回、被安打8、5失点)
高橋善正(東映フライヤーズ/9回、被安打13、4失点)
今井雄太郎(阪急ブレーブス/9回、被安打7、3失点)

 当然のことながら、いずれも球史に名を刻んだ名投手たちばかり。そんな彼らでさえも、完全試合の次の試合での防御率4.11と芳しくないのである。それは“令和の怪物”でも投げるのは容易ではないはずだ。

 また、佐々木には伊良部秀輝氏が作った連続二けた奪三振記録の更新もかかっている。この試合でも二けたに乗せれば、5試合連続となり、球団記録として新たな伝説を刻めるのだ。

 はたして、佐々木は世間の注目を大いに集める一戦で勝利を掴めるのか。仮にBIG BOSS率いる日本ハムを破って白星を手にすれば、1978年の今井氏以来、44年ぶりの出来事となる。

構成●THE DIGEST編集部

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