メジャーで大乱闘勃発! 3戦6死球を浴びたメッツは憤慨。本塁打王アロンゾは「簡単に病院送りだってできた」

メジャーで大乱闘勃発! 3戦6死球を浴びたメッツは憤慨。本塁打王アロンゾは「簡単に病院送りだってできた」

メジャーらしい乱闘劇が勃発。メッツとカーディナルスで新たな因縁が生まれる形になった。(C)Getty Images

日本では「絶滅危惧種」とも言える光景が、メジャーリーグの舞台で広がった。

 現地時間4月27日に行なわれたセントルイス・カーディナルス対ニューヨーク・メッツ戦の8回裏、両軍ベンチ総出の大乱闘が勃発したのだ。

 この日3安打・3打点で今季好調のノーラン・アレナードの打席にて、メッツの右腕ヨアン・ロペスが94マイル(約151キロ)の速球を顔面付近に投じると、アレナードは「もう一度来いよ!」と挑発。すると、ベンチから一斉に選手たちが駆け寄り、ダグアウトからも猛ダッシュで何人も入り乱れる展開に。

 そんななかで、カーディナルスのスタッビー・クラップ一塁コーチ(175センチ)が、2018年本塁打王のピート・アロンゾ(191センチ、111キロ)にタックルをかますシーンも大きな話題を呼んだ。

【動画】これぞメジャー! の乱闘劇。アレナードの激昂、ダグアウトから選手が猛ダッシュ

 そもそも、なぜこんな事態に発展したのか。まず、この試合では両軍ともに1死球ずつ与えていたのだが、3戦トータルではメッツが6死球を浴びたのに対し、カーディナルスは2死球。前日にはアロンゾがヘルメットに直撃する危険球を食らっており、いつ“噴火”してもおかしくない状況だったのだ。
  乱闘の引き金となったアレナードは、8回表にメッツのJD・デービスが左足に死球を食らった瞬間を見て「俺にぶつけてくるなと思ったよ」という。「どれだけ顔に近かったかは分からなかったけど、近くに投げられたと感じた」ことで、乱闘を仕掛けるに至ったことを明かした。

 なかなか好戦的なコメントだが、実際、アレナードはコロラド・ロッキーズ在籍時の18年にも背中に死球をぶつけられて激昂し、マウンドの投手に向かって猛ダッシュして乱闘を引き起こしたことがある“武闘派”。結局、彼とクラップ一塁コーチは直後に退場処分となり、試合はカーディナルが10対5で勝利している。

 もっとも、腹の虫が治まらないのはメッツ陣営だ。開幕20試合で19死球と異常なペースでぶつけられており(メジャー2位でも11死球)、アロンゾに至っては今季だけで2回も頭部死球を浴びている。今回の乱闘劇で、相手一塁コーチからまさかのタックルを浴びることになった元本塁打王は冷静ながらも怒りを込めてこうコメントした。

「もし僕を後ろから引き留めようとしたら……僕は大きくてパワーのある男だ。彼らは僕がどれだけ怒っているかわかってない。僕ができることも理解していないんだ。もし僕が誰かを病院送りにしてやろうと思ったら、簡単にできるわけだ。でも、僕はただただ仲間を守ろうとしたかっただけなんだ」

 新たな因縁が生まれたカーディナルスとメッツ。3週間後の5月16〜18日には、今度はメッツの本拠地でこのカードが実現するが、ふたたび乱闘劇が行なわれるかもしれない。その時、アロンゾの後ろから攻撃するようなことは避けてほしいものである。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「スズキ以外は思い当たらない」“MLBでは見られない”鈴木誠也の紳士的な行動に米記者感嘆!「対戦相手や審判でさえも驚く」

【関連記事】大谷翔平の打撃を落合博満が分析!「日本の球界なら直したがる」スイングを“伝説の三冠王”はどう見ているのか?

【関連記事】「ホームのファンがブーイング!」大谷翔平の完全試合“阻止”に、バントを試みたアストロズ選手がまさかの手痛い洗礼

関連記事(外部サイト)