メッツ右腕と球審が“誤審”を巡って険悪ムードも和解!投手は「審判は世界で最も難しい仕事」と敬意を表す

メッツ右腕と球審が“誤審”を巡って険悪ムードも和解!投手は「審判は世界で最も難しい仕事」と敬意を表す

球審の「ボール」判定に不満な態度を示したバジットだが、試合後には審判と和解をした。(C)Getty Images

ストライク判定を巡るミスジャッジが絶えない今季のMLB。だが、球審のなかには、自ら過ちを認める者もいる。話題となっているのは、現地時間5月2日のニューヨーク・メッツ対アトランタ・ブレーブス戦での一幕だ。

 事の発端は、2対1とリードした5回表2死無塁の場面で、メッツの先発右腕クリス・バシットがダンズビー・スワンソンと対峙した時だった。33歳の右腕は、ボールカウント2-2とからの5球目、勝負球として外角低めに93マイル(約149.6キロ)のシンカーを投じた。

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 公式チャートもストライクゾーンに入れた渾身の一球だった。ゆえに見逃し三振に仕留めた気でいたバシットは自信満々な表情でダグアウトへ歩き出した。だが、球審のチャド・フェアチャイルドは「ボール」と判定。そのコールに?然とした右腕は、納得がいかない様子でマウンドへ戻りゲームを再開した。

 この気持ちの切り替えは難しかったようで、スワンソンを四球で歩かせてしまうと、続く打者も死球で一、二塁のピンチを招いた。もっとも、この窮地を無失点で切り抜けたものの、本来よりも8球多く費やしてしまったのだ。

 ただ、ここからが普段とは異なっていた。バシットがマウンドを降りる際に、フェアチャイルド審判は、申し訳なさそうに胸を叩き、謝罪の意を表したのである。
  審判自らが過ちを認めるという光景は当人をも驚かせた。MLB公式サイト『MLB.com』によれば、試合後にバシットは、「ストライクだと分かっていたけど、同時に審判は世界で最も難しい仕事のひとつだとも思っている。審判がコールを間違えても、僕には問題ないよ。起きてしまったことだし」と答え、以下のように続けた。

「自分でストライクだと思っていても、後で見返すと彼らが正しいこともある。だから審判には怒るつもりはないよ」

 試合後は、至って冷静にコメントした33歳だが、マウンドで不満な表情を示したことは、直接審判に謝罪しに行ったといい、「彼は自分が間違っていたと言っていた。だけど、私は私が間違っていたと言った」と和解を明らかにした。

 ミスを清く認め合った球審と投手。今後も同様なミスが起きた際の見本とすべき事例であるに違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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