澤村拓一は「立派な働きをしている」のになぜマイナー降格? レッドソックス地元紙はメジャー再昇格に太鼓判

澤村拓一は「立派な働きをしている」のになぜマイナー降格? レッドソックス地元紙はメジャー再昇格に太鼓判

苦しいレッドソックス投手陣のなかで、獅子奮迅の活躍を見せてきた澤村。そうしたなかでなぜ彼はマイナー降格を言い渡されたのか。(C)Getty Images

サムライリリーバーが苦境に立たされた。現地時間5月28日にボストン・レッドソックスの澤村拓一が、球団傘下の3Aウースターへの降格を言い渡された。
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 メジャー2年目を迎えた34歳は、今季ここまで18試合に登板し、1ホールド、防御率3.60。この4日間で3試合に投げるなど、チーム防御率3.90という投手陣にあって、どんな場面でも投げる獅子奮迅の活躍を見せていた。

 しかし、今月27日(現地時間)のボルティモア・オリオールズ戦で1回2安打1失点と打ち込まれてしまった澤村。この投球について、「ストライクを投げること、特に直球でストライクを取ることに関してもっと精度を上げなければならない」と苦言を呈したアレックス・コーラ監督は、「チーム状況を考えると、投手陣を入れ替える必要があった」といち早く決断した。

 もっとも、澤村との契約にはマイナー降格のオプションがある。そのためにレッドソックスからすれば、9日間で10試合をこなす過密日程のなかでブルペン陣のリフレッシュを図るべく、オプションを行使した格好ではある。
  だが、やや精彩を欠いていた“ベテラン右腕”のマイナー行きは、ネガティブな見方もされている。MLB公式サイトでレッドソックス番を務めるイアン・ブラウン記者は、「とくにここ最近のサワムラは安定感を欠いていた」と指摘。さらに地元紙『MassLive』は「今季のサワムラは防御率3.60だが、信頼性には欠けていた」と記した。

 一方でこの先に澤村にふたたびチャンスが訪れるはずだという見解も見られている。辛辣な批判を展開した『MassLive』は「我々の状況を考えると、前に進まなくてはいけない。彼にはコマンドに関していくつかの課題がある」というコーラ監督のコメントを紹介したうえで、次のように続けた。

「今シーズンのサワムラは終盤を任せられるようなオプションにはなり切れてはいなかった。しかし、ランナーを背負った場面で頻繁に起用され、17人のうち13人を三振に仕留めるなど、立派な働きをしているとは言える。マイナー降格となったが、状態が戻ればチャンスはあるはずだ」

 激しい競争に身を投じるなかで、マイナーへの降格を言い渡された澤村。彼の代わりに昇格してきた元広島のライアン・ブレイジャーも、今季は18試合に登板して防御率6.28と芳しくないだけに、結果次第ではやはりチャンスは訪れると言えそうだが、はたして――。

構成●THE DIGEST編集部

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