大谷翔平、快挙の翌日も怪我の不安を見せずにプレー! 技ありの流し打ちヒットでエ軍の2か月ぶり3連勝に貢献

大谷翔平、快挙の翌日も怪我の不安を見せずにプレー! 技ありの流し打ちヒットでエ軍の2か月ぶり3連勝に貢献

鮮やかなレフト前ヒットをマークして見せ場を作った大谷。しかし、チームは粘り切れなかった。(C)Getty Images

現地時間8月10日、敵地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「2番・DH」で先発出場。4打数1安打(1四球)、1打点を活躍。チームも延長戦の末に5対4と勝利した。

 前日に1918年のベーブ・ルース以来となる「シーズン2桁勝利&2桁本塁打」を達成した大谷。その試合中には左すねへ強烈なピッチャーライナーを受け、8回に交代を余儀なくされていたが、この試合も休まずにスタメン入りを果たした。

 満身創痍に近い状態でも大谷はグラウンドに立って結果を出す。相手先発JP・シアーズに対して初回の第1打席で“大谷シフト”を鮮やかに破るレフト前ヒットを記録。続く4回の第2打席も惜しくも相手左翼手トニー・ケンプの好守に阻まれたものの、フェンス手前まで打球を飛ばし、前日に第25号アーチを放った打撃における調子の良さを伺わせた。

 両軍ともに打線が迫力に欠け、スコアレスのまま5回が終了。文字通り一進一退の攻防が続いたなかで、大谷にチャンスで打席が巡ってくる。6回表にシアーズを攻め立てると、1死一、二塁の好機を生み出したのだ。先取点を取られれば、大きく流れが変わる場面。それだけにアスレティックスはここでシアーズから左腕のサム・モールにスイッチ。万全を期して“偉才”との対決に臨んだ。
  はたして結果は、アスレティックスがモノにする。バッテリーエラーで1死二、三塁となるとモールはアウトコースへの攻めを徹底。これに大谷もタイミングを狂わされ、最後はインコースに抜けたスライダーに空振り三振を喫した。

 ただ、続く3番のルイス・レンヒーフォが期待に応える。大谷が空振り三振を喫したスライダーをジャストミートすると、打球はぐんぐんと飛距離を伸ばしてレフトスタンドの中段に突き刺さったのだ。

 直近7試合で打率.179と苦しんでいた伏兵の一打で均衡を破ったエンジェルスは、6月以来の3連勝に向けて前進。しかし、スムーズに試合を締めくくれないのが、今季の彼らでもある。3番手のアンドリュー・ワンツが2死満塁のピンチを招くと、そこからマウンドに立ったジェシー・チャベスがケンプに走者一掃のタイムリーツーベースを打たれて同点とされてしまったのだ。

 追いつかれてしまった8回表には、2死無塁で大谷が第4打席に立つが、ここもアスレティックスバッテリーが外角攻めを徹底。4番手のAJ・パックが見事に投げ切って、空振り三振に切って取った。

 その後、互いに決め手を欠いたなかで迎えた延長10回表にゲームは動く。無死二塁から始まるタイブレーク方式が導入されたなかで、エンジェルスはマグネリウス・シエラのライト前ヒットで勝ち越しに成功する。

 そして、ビジターチームは、10回裏のホームチームの耐えて危なげなく2死までもっていく。あと一人で3連勝と言う場面だったが、いわゆる「クローザー」の役割を任された6番手のハイメ・バリアが踏ん張れない。ラモン・ローレアーノに同点のタイムリー内野安打を打たれてしまったのである。

 どうにも勝ち切れないエンジェルスだったが、12回表にふたたびシエラが勝ち越しとなるタイムリーツーベースをマーク。すると、その裏のアスレティックスの攻撃は何とか無失点で凌ぎ、約2か月ぶりとなる3連勝を何とか掴んだ。

 投手陣の脆さを露呈したものの、何とか勝利を手にしたエンジェルス。この勢いを明後日からのミネソタ・ツインズの3連戦に活かせるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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