「アメリカ中の誰もが認める大馬鹿者だ」ニューヨークの名物記者が薬物使用のタティースJr.を痛烈批判!「詐欺師であり、嘘つきだ」<SLUGGER>

「アメリカ中の誰もが認める大馬鹿者だ」ニューヨークの名物記者が薬物使用のタティースJr.を痛烈批判!「詐欺師であり、嘘つきだ」<SLUGGER>

タティースJr.(写真)は「意図的に禁止薬物を使用したのではない」と主張しているが、敏腕記者ヘイマンはそう思っていない。(C)Getty Images

現地8月12日に発覚した、フェルナンド・タティースJr.(パドレス)の禁止薬物使用。昨季の本塁打王が80試合の出場停止を科された問題には多くのファンやメディアが失望を表明しているが、なかでも強くタティースJr.を非難しているのが、『New York Post』紙のジョン・ヘイマンだ。

 ヘイマンはスキャンダル発覚から一夜明けた現地13日、同紙のweb版に「フェルナンド・タティースJr.がドーピングをごまかすためについたバカげた嘘」と題した記事を寄稿。「少し前まで球界で最も輝かしいスターだったフェルナンド・タティースJr.は、誰もが認める大馬鹿者だったことが判明した。タティースJr.は禁止薬物の陽性判定でMLB機構から出場停止処分を科され、国の非識字率が100%か、もしくは国民全員のインターネットが永久にダウンしている場合にのみ通用するような声明を発表した」と、書き出しから痛烈にこき下ろしている。

 タティースJr.は声明の中で「白癬(皮膚糸状菌によって発生する感染症。水虫などが当てはまる)の治療薬に禁止薬物クロステボルの成分が含まれていた」と釈明したが、ヘイマンはこれを「嘘だ」とバッサリ切り捨てている。

「タティース本人か代理人か、または広報担当者のいずれかが、釈明を聞いた人間にはクロステボル(Clostebol)とクロベタゾール(Clobetasol)の違いが分からないと考えたようだ。白癬のような皮膚感染症の治療薬に含まれるのはクロベタゾールの方で、クロステボルが皮膚の治療に処方されることはない」(なお、記事中に挿入されたタティースJr.の写真には、「今のフェルナンド・タティースJr.は詐欺師であり、嘘つきだ」というキャプションが添えられている)
  現在23歳のタティースJr.は高い身体能力を生かして早くから高い才能を示し、史上最速で通算50本塁打&50盗塁に到達。史上最長の14年3億4000万ドルの大型契約を交わした昨季は、42本塁打でタイトルも獲得したが、ヘイマンはこれらの実績にも疑問を呈している。

「現在の最大の疑問は、いつから(薬物を)使っていたのかということだ。タティースJr.は薬物によってパフォーマンスを向上させていたのか? 史上最長契約は薬物によってもたらされたものだったのか?」

 さらにヘイマンは「注意力不足がタティースJr.の最も大きな弱点だ」と指摘する。

「出場停止になる前から、タティースJr.はバイク事故で手首を故障したために、これまでのシーズンを棒に振っている。だが、タティースJr.は『故障はバイク事故によるものですか?』と尋ねられた時、信じられないことに『どの事故のこと?』と答えている。その意味は明らかだ。タティースJr.は注意力不足のために、何度もバイク事故を引き起こしているということだ」

 出場停止の知らせを聞いたパドレスのAJ・プレラーGMから、「チームと選手の間に必要なのは信頼関係だ。だが、タティースJr.との間には、ここ6〜7ヵ月それを保てていない」と苦言を呈されたタティースJr.。事実上の生涯契約を得て、チームの、いや球界の顔として活躍すると思われているはずだっただけに、ここまでの“やらかし”は、本人にとってもチームにとっても、あまりにも重い。

 果たして出場停止処分が明けた後、タティースJr.はチーム、そしてファンからの信頼を回復できるだろうか。

構成●SLUGGER編集部
 

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