A-RODが禁止薬物使用騒動のタティースJr.に助言! “実体験”から「殿堂入りをする可能性がなくなった」と持論

A-RODが禁止薬物使用騒動のタティースJr.に助言! “実体験”から「殿堂入りをする可能性がなくなった」と持論

2014年シーズンを自らの禁止薬物違反によって棒に振ったロドリゲス(左)。この時の想いからレジェンドは、逆風にさらされているタティースJr.(右)を慮った。(C)Getty Images

米球界に激震が走ったのは、現地時間8月12日だ。サンディエゴ・パドレスの若きスーパースターであるフェルナンド・タティースJr.から筋力増強剤「クロステボル」の陽性反応が検出。MLBコミッショナー事務局は即座に「禁止薬物違反」のルールに沿って80試合の出場停止処分を科した。

 当の本人は「自分のミスに弁解の余地はない」としたうえで、白癬菌の治療薬に含まれていたものを誤って服用してしまった」と釈明した。だがしかし、今季の開幕前にバイク事故で左手首を骨折し、ようやく戦線に復帰する目前だった23歳の“蛮行”には、批判の声が上がった。米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は「アメリカ中の誰もが認める大馬鹿者だ」「詐欺師であり、嘘つきだ」と糾弾した。

 風当たりは強まる一方。そうしたなかで、タティースJr.の心境を慮ったのは、元ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲスだ。

 MLB通算696本塁打をマークした名スラッガーは、2013年に禁止薬物違反が判明。同年8月8日から2014年シーズン末までの211試合の出場停止処分を科された。当時、球界随一のスーパースターだったA-ROD(ロドリゲスの愛称)の違反行為は小さくない騒動となったのである。
  そんな実体験からヤングスターを気遣うロドリゲスは、米放送局『ESPN』の番組「Kay ROD」のなかで「私は自分がしてしまったことに言い訳や後悔はない。すべて自分の責任だからね。ただ、私は私が犯した罪のせいで殿堂入りすることはない」とコメント。そして、こう助言した。

「私は彼らのような若い才能のある選手たちに本当に敬意を払っている。彼らには私の恥ずべき失態から学んでほしい。タティースの件を見るにつけ、涙が出そうになる。まだ23歳という若い選手が、まだまだキャリアは続くというのに殿堂入りをする可能性がなくなったと考えるとね。本当に辛いことだ。でも、すべては自分の責任なんだ。だから、私は良き人、良きビジネスマン、そして良き父になろうとしている」

 まだタティースJr.のMLBキャリアは約4年だ。ゆえに殿堂入りの可能性がゼロというわけではないだろう。しかし、今回の騒動が彼のキャリアにおける汚点になったのは言うまでもない。昨シーズンにナショナル・リーグの本塁打王に輝いた経歴を見ても、才能は間違いないだけに、ここからいかに名声を取り戻すのかは興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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