「メッシが超優秀なGKになるようなもの」――業界の垣根を越えて評価高まる。大谷翔平の「凄み」は数字だけでは推し量れない

「メッシが超優秀なGKになるようなもの」――業界の垣根を越えて評価高まる。大谷翔平の「凄み」は数字だけでは推し量れない

アメリカのメディアやファンの間でも神格化されつつある大谷。その活躍はスポーツの垣根を越えて評価されている。(C)Getty Images

「野球のあらゆる記録の中で、最も神格化されてきたものはシーズン61本塁打(ロジャー・マリスのア・リーグ年間記録)だと思う。でも、何人かの選手(ボンズやマグワイアたち)のせいでステロイドに汚され、僕らは麻痺しているんじゃないか」

 現地時間8月27日に放送されたMLBの公式ネットワークの番組「MLB Tonight」で、グレッグ・アムシンガー氏が口にした言葉だ。彼は大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の二刀流を神格化する風潮に異を唱え、今季に63本ペースで本塁打を量産しているアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)こそMVPだと強調したのである。

 だが、実際に大谷の活躍を見れば、“神格化”したくもなる。なにせ、おそらく誰もが「今の野球界では不可能だ」と考えていた投打でのプレーを難なくこなしているのだ。先のトロント・ブルージェイズ戦で見せたように先発登板をして勝利を挙げた翌日の試合でホームランを打つのも当たり前の光景となった。そんな離れ業ができるのは、現代野球において大谷が唯一無二ではないだろうか。

 大谷の凄みは、スポーツの垣根を越えて広まっている。かつてNBAのピストンズやペリカンズでかつて監督を務めたスタン・ヴァン・ガンディ氏は自身のツイッターで、米スポーツ界でも異彩を放つ28歳についてこう持論を投稿した。
 「ショウヘイ・オオタニのやっていることはMLBで100年以上の間、誰も見てこなかったものだ。サッカーならメッシが、アイスホッケーならオベチキンが、6日に1試合だけ超優秀なゴールキーパーとして活躍するようなもので、NFLのトム・ブレイディがサッカーのディフェンダーとして1週間に一度プレーするようなものだ」

 まさに言い得て妙である。

 昨今のスポーツ界はありとあらゆるものが数字に表れ、より評価が明確に下しやすくなっている。今季のMLBでもMVPを決めるポイントなる「bWAR」は、7.4をマークしているジャッジの方が大谷を上回っている。ゆえに先述のアムシンガー氏のような意見が絶えないのは致し方がない面はある。

 だが、それで大谷の偉才を評価していいのだろうか。あらゆる分野で認められる彼を、単なる数字だけで見定めてしまう行為には、いささかの違和感を覚えなくもない。

構成●THE DIGEST編集部

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