トラウト、ハーパー、ベッツの“外野MVPトリオ”に二遊間は首位打者コンビ…2023年WBCアメリカ代表はこんなに凄い!<SLUGGER>

トラウト、ハーパー、ベッツの“外野MVPトリオ”に二遊間は首位打者コンビ…2023年WBCアメリカ代表はこんなに凄い!<SLUGGER>

外野に“史上最強MVPトリオ”がそろい踏み!他のポジションもメジャー最高の選手ばかりだ。(C)Getty Images

2023年3月に開催が予定されている第5回WBC。前回覇者のアメリカ代表にはスーパースターが続々参加を表明しており、今大会は史上最高の超豪華メンバーが予想される。どれだけすごいメンバーなのか、このラインナップを見れば一目瞭然だ。

【画像】WBCアメリカ代表メンバーの今季成績

1番・右翼 ムーキー・ベッツ(ドジャース)
2番・中堅 マイク・トラウト(エンジェルス)
3番・左翼 ブライス・ハーパー(フィリーズ)
4番・一塁 ポール・ゴールドシュミット(カーディナルス)
5番・三塁 ノーラン・アレナード(カーディナルス)
6番・DH ピート・アロンゾ(メッツ)
7番・捕手 JT・リアルミュート(フィリーズ)
8番・二塁 トレイ・ターナー(ドジャース)
9番・遊撃 ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)

 どこをとっても強打者ぞろいだが、何といっても注目は1~3番の外野トリオだ。何しろベッツ、トラウト、ハーパーはいずれもMVP受賞者。3人とも日本で言うところの「走攻守三拍子そろった」アスリート型のトータルプレーヤーだ。
  ベッツはレッドソックス時代の2018年に打率.346/32本塁打/30盗塁の“トリプルスリー”を達成。首位打者のタイトルも獲得して世界一の立役者となり、MVPに輝いた。また、ドジャースが世界一となった20年はプレーオフで超美技を連発するなど、ゴールドグラブ5回の守備でも魅せてくれる。

 2番は、日本でもおなじみのトラウト。MVP受賞は現役最多の3度を誇り、投票2位が4回。早くも将来の殿堂入りが約束されている、MLB史上でも有数のスーパースターだ。17~19年はOPSが3年連続リーグトップ。今季も故障に悩まされながら96試合で31本塁打と、驚異的な攻撃力を発揮している。

 3番には昨季2度目のMVPに輝いたハーパーを起用。12年に19歳でメジャーデビューして22本塁打を放った“神童”は、その後も常にメジャー屈指のスラッガーとして君臨し続けている。15年には本塁打王に輝いたパワーに加えて選球眼にも優れ、シーズン100四球以上を4度記録。今年は右ヒジの靭帯が一部断裂しながら出場を続け、高水準の打撃成績を維持。6月下旬に左手の親指を骨折して約2か月離脱したが、すでに戦列に復帰している。
  いきなりこの3人と対決しなければならない先発投手には同情を禁じ得ないが、仮にここを切り抜けても、カーディナルスの両主砲が待ち構える。4番のゴールドシュミットは今季、現時点で打率と打点がリーグ1位、本塁打が3位。34歳にして三冠王を狙える位置につけ、ナ・リーグMVPレースの先頭を走っている。守備や走塁も非常に優秀で、一塁手らしからぬ総合力も魅力だ。

 17年のWBCにも出場していたアレナードは、ひと言でいえば“メジャー最強の三塁手”だ。ロッキーズ時代に本塁打王を3度獲得したパワーもさることながら、最大の武器は13年のデビューから9年連続ゴールドグラブに輝く史上最高級の三塁守備。打撃だけでなく、内野守備の要としても重要な存在となるだろう。

 アロンゾも、パワーでは前を打つ5人に決して引けを取らない。がっしりした体格からホームランを量産し、ルーキーイヤーの19年には53本塁打の新人最多記録を樹立した。今季はゴールドシュミットと打点王を争うなど勝負強さにも定評がある。20年、21年オールスターのホームラン・ダービーで連覇を果たしたことでも記憶に新しい。

 下位打線も侮るなかれ、各ポジションでトップクラスの選手が並ぶ。7番は“現役最強捕手”リアルミュート。最大のセールスポイントは強肩で、二塁送球タイムはメジャー最速の1.83秒。キャッチング技術やリードにも欠点がなく、捕手に求められるすべての才能を備えている。打撃にも優れ、今季は2年連続で2ケタ盗塁に到達するなど、捕手としては珍しく足も速い。 
  8~9番は“首位打者二遊間コンビ”だ。ターナーは昨季打率.328で初のバッティングチャンピオンを獲得。メジャーを代表するスピードスターとしても知られ、昨季を含めて盗塁王に2度輝いている。フィギュアスケーターのような流麗なスライディングもトレードマークだ。

 ホワイトソックスの若きチームリーダーであるアンダーソンは、19年に打率.335で首位打者を獲得し、その年から3年連続打率3割をクリア。高い盗塁成功率(今季は13盗塁で失敗なし)や強肩を生かしたダイナミックな守備も魅力だが、最大の特徴は感情を前面に押し出すワイルドなプレースタイル。ホームラン後の派手なハットフリップは必見だ。

 控え選手も豪華だ。第2捕手は、最強軍団ドジャースで4番を担うウィル・スミス。昨季は捕手MLB最多となる25本塁打を放っている。二遊間のバックアップには、シルバースラッガー2度の強打と俊足(20年に盗塁王獲得)が武器のトレバー・ストーリー(レッドソックス)がいる。外野の控えは、昨季に球団史上初の30本塁打&30盗塁を記録したセドリック・マリンズ(オリオールズ)や、今季は20本塁打&20盗塁に到達したカイル・タッカー(アストロズ)ら売り出し中の選手が固めている。

 デレク・ジーターやケン・グリフィーJr.らスーパースターがいた第1回のアメリカ代表も豪華メンバーだったが、今大会の陣容は、ここまで発表されているだけでも間違いなくそれを上回る。投手はまだ一人も発表されていないが、これだけのメンバーが同じ「USA」のユニフォームを着てフィールドに立つ姿は壮観そのもの。どんな戦いぶりを見せてくれるのか、今から楽しみだ。

構成●SLUGGER編集部
 

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