「2000投球回、135勝は4人の監督のおかげ」西武・内海哲也が19年の現役生活にピリオド。引退セレモニーに恩師がサプライズ登場

「2000投球回、135勝は4人の監督のおかげ」西武・内海哲也が19年の現役生活にピリオド。引退セレモニーに恩師がサプライズ登場

09年WBCでは世界一に貢献した内海。19年間の現役生活に別れを告げた。(C)Getty Images

今シーズン限りでの現役引退を表明した埼玉西武ライオンズの内海哲也(40)投手が19日、東北楽天ゴールデンイーグルス戦で先発。楽天の1番・山﨑剛を139キロの直球で二ゴロに打ち取り、現役最後の登板を終えた。

 試合後には引退セレモニーが行われ、巨人時代の恩師である堀内恒夫氏、高橋由伸氏から花束とメッセージが贈られた。巨人で15年、西武で4年間プレーし、通算335試合135勝。チームメイト、そして野球ファンに愛された左腕が、19年間の現役生活に別れを告げた

【動画】内海哲也の現役最後の登板 魂の5球をノーカット

 涙もろい男の最後は、真っすぐに前を向き毅然とした表情で「このような舞台を用意して頂いた埼玉西武ライオンズ、球団関係者の皆様。監督、コーチ、選手の皆様にお礼を申し上げます」と周囲に感謝を述べた。

 プロ入りは2004年。祖父もプレーした読売ジャイアンツで、内海のプロ野球人生はスタートした。通算7度の2桁勝利、2年連続の最多勝を獲得するなど、巨人のエースとして活躍。09年にはワールドベースボールクラシック(WBC)日本代表にも選手され、イチローや松坂大輔、上原浩治らとともに世界一に貢献した。

 18年オフに、西武からFAで移籍した炭谷銀仁朗(捕手)の人的補償でライオンズへ移籍すると、移籍後3シーズンは2勝と故障の影響もあり白星を伸ばすことはできなかったが、野球に取り組む姿勢は若手選手たちの見本となり、チームに好影響をもたらした。今季は投手コーチ兼任としてプレーし、5月7日の北海道日本ハム戦では通算2000投球回を達成した。
  内海は引退スピーチで「堀内監督にはチャンスを頂き、原監督には責任を持たせて頂き、高橋監督には再び這い上がるチャンスを頂き、辻監督には新たな経験、挑戦をさせて頂きました」「今季達成した2000投球回、135個の勝ち星は僕を使ってくれた4人の監督のおかげです」と、自分を育ててくれた4人の監督に感謝の意を表した。

 この日、本拠地ベルーナドームに集まった2万7475人の観客は、内海が投じた魂の5球と試合後のスピーチを忘れることはないだろう。チームは延長戦までもつれこんだが4対6で敗れ、内海の引退登板に花をそえることはできなかった。

 内海は「練習は嘘をつきません。それは自分自身が身をもって感じたからです。この壁を乗り越え一軍で活躍する選手たちを楽しみに待っていてください」と、ファンに誓い愛する後輩たちにエールを送った。

 内海の想いは若獅子たちが受け継いでいく。今度は自分が指導者として――。

構成●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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