「世界中が“総立ち”になるべき」ジャッジの60号にMLB公式も絶賛!ヤ軍指揮官「9回に魔法のような火花が散った」と称賛

「世界中が“総立ち”になるべき」ジャッジの60号にMLB公式も絶賛!ヤ軍指揮官「9回に魔法のような火花が散った」と称賛

MLB史上6人目の60本塁打を放ったジャッジ。ア・リーグ記録を塗り替える日も時間の問題だ。(C) Getty Images

現地時間9月20日、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが本拠地で行われたピッツバーグ・パイレーツ戦に「1番・右翼」で先発出場。9回に反撃の口火を切る第60号ソロ本塁打を放ち、アメリカン・リーグ年間最多本塁打記録(61本)にあと1本に迫った。ジャッジの一発で目が覚めたヤンキース打線は猛攻し、最後はジャンカルロ・スタントンの第46号満塁本塁打で9対8とサヨナラ勝ち。劇的な幕切れにヤンキー・スタジアムは歓喜に酔いしれた。

 MLB公式サイトは「60号!ジャッジ、メジャー歴代6位のホームラン達成。マリスのア・リーグ記録にあと1本と迫ったスラッガー。信じられないほどの名誉だ」と報じた。「ジャッジの今シーズンはメジャー史上最も優れたエキサイティングなキャンペーンの一つとして記憶される驚くべきシーズンである。世界中のファンが“総立ち”になるべきだ。このヤンキースのスラッガーは、まだ終わりそうにない」と絶賛している。

【動画】A.ジャッジがメジャー史上6人目の60号ホームラン!チームもサヨナラ勝ち!

 アーロン・ブーン監督は「今夜はあのイニング(9回)で、ある種の魔法のような火花が散った。あれは特別なものだった」と、逆転の起爆剤になったジャッジの本塁打に触れ、試合を振り返った。

 チームメイトも賛辞を惜しまない。2番を務めたアンソニー・リゾーは「ジャッジは自分の仕事をし、自分の役割に取り掛かる。それが彼の良さなんだ」。この日のヒーロー、スタントンは「ジャッジがホームランを打てば打つほど、僕らが勝つことになるし、彼が歴史を達成することになるんだ」とコメント。また、ジャッジに60号を献上してしまったパイレーツのウィル・クロウは「ジャッジは今、野球界で最高の打者だよ。私は彼を追い込むことはできなかった。自分の投球をしようとしたが、真ん中に(シンカーが)入ってしまった」と自らの失投を悔やみながらも、それを見逃さなかったジャッジを称えた。 これでジャッジはメジャー史上6人目(9回目)の打者として、偉大な選手たちと並び、メジャー史に名を刻んだ。過去1シーズンに60本塁打以上を放ったメジャーリーガーは以下の通り。

■ベーブ・ルース(27年=60本)
■ロジャー・マリス(61年=61本)
■マーク・マグワイア(98年=70本、99年=65本)
■サミー・ソーサ(98年=66本、99年=63本、01年=64本)
■バリー・ボンズ(01年=73本)
■アーロン・ジャッジ(22年=60本)

 MLBのシーズン史上最多本塁打は01年ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)が記録した73本。現在のペースで打ち続ければ、ジャッジはシーズン66本塁打に到達し、ソーサと並び歴代3位タイになる。偉大なレジェンドたちについて「ルースやマリス、マントルなどヤンキースの偉大な選手について語るとき、彼らと一緒にされるなんて子供の頃には想像もできなかったことだ」と、ジャッジはまるで野球少年のように目を輝かせていた。 しかもこの日、タイトルを争うザンダー・ボガーツ(ボストン・レッドソックス)とルイス・アライズ(ミネソタ・ツインズ)がともに無安打に終わったため、ジャッジは打率.316でリーグトップに浮上。打点128も首位で、三冠王も視野に入った。 毎日ヒートアップする記録更新の期待に「僕は本当に数字や統計的なものについては考えていない。僕はチームの勝利に貢献しようと思って出場している」と、ジャッジはフォア・ザ・チームを強調。「このチームはいつも最後まで諦めない姿勢を持っている。最後まで戦うよ」と、個人記録よりも”チーム一丸”で戦うことを改めて宣言した。

 ヤンキースは89勝目で、ア・リーグ東地区首位をキープ。2位トロント・ブルージェイズとは5.5差で、3年ぶりの地区優勝へ気の抜けない戦いは続く。「ヤンキー・スタジアムで、優勝するために満員の観客の中で野球をする機会を得ること。それが僕の夢なんだ」。

 メジャー球界の歴史を塗り替えるのか。多士済々な猛者が集う舞台で、この男の快進撃はまだ止まらない。

構成●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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