「チームの勝利のためなら4つの四球を選ぶ」61号不発もジャッジの男気でヤンキースが3年ぶり20度目の地区優勝!

「チームの勝利のためなら4つの四球を選ぶ」61号不発もジャッジの男気でヤンキースが3年ぶり20度目の地区優勝!

3年ぶりの地区優勝に貢献したジャッジ。61本目の号砲はいつ飛び出すのか。(C)Getty Images

現地時間9月27日、ニューヨーク・ヤンキースがトロント・ブルージェイズに5対2で勝利し、3年ぶり20度目の地区優勝を決めた。ア・リーグ年間最多本塁打(61本)の到達に王手をかけていたアーロン・ジャッジはこの日も不発に終わったが、チームは3年ぶりのシャンパンファイトに酔いしれた。

 敵地でのブルージェイズ戦に「1番・中堅」で出場したジャッジ。この日もブルージェイズ投手陣からなかなか勝負をさせてもらえなかった。1回の第1打席は三直だったが、3、5、6、8回の打席で、なんと4連続四球。敬遠はなかったものの、明らかに勝負をさせてもらえず7試合連続で本塁打はお預け。ロジャース・センターに集まった4万528人の観衆からも大きなブーイングが起こり、球場内は騒然となった。

 試合はヤンキースの先発ジェイムソン・タイオンが8回途中まで被安打7、奪三振6、2失点に抑える好投で14勝目。最後はルー・トリヴィーノが11セーブ目を挙げ、チームは今季95勝目(59敗)。3年ぶりの地区優勝を果たし、ジャッジはチームメイトとともに笑顔を見せて、歓喜の輪の中に入った。

【動画】ヤンキース3年ぶり20度目の地区優勝の瞬間をチェック 試合後、ヤンキースの公式ツイッターには「ヤンキースがアメリカン・リーグ東地区チャンピオン!」、「シャンパンシャワー」と題した動画を公開。シャンパンファイトで歓喜に浸るジャッジら、ヤンキースの選手たちの様子にファンからは喜びの声が多数寄せられている。ジャッジは4連続四球で歩かされた場面について「毎日勝利のために、4つの四球を取るよ」と、気にしておらず「(チームの)勝利のためだよ」と、個人記録よりもチームの勝利を優先するプレーに徹していた。

 ロジャー・マリスが樹立したア・リーグ記録を前に足踏みが続いているが、ジャッジの打率.314はリーグトップを維持。打点128も首位をキープしており、三冠王の可能性はまだ十分残っている。ヤンキースの残り試合は、あと「8」。61号の号砲を放つことはできるのか。今日だけは優勝の美酒を味わうが、リーグ最多本塁打記録更新、そしてポストシーズンへ向け稀代のスラッガーの戦いはこれからも続く。

構成●湯川 泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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