デグロム、シャーザー投入も首位攻防戦で3連敗…。メッツの“風物詩”に地元記者も落胆。「本当に恥ずべき週末」

デグロム、シャーザー投入も首位攻防戦で3連敗…。メッツの“風物詩”に地元記者も落胆。「本当に恥ずべき週末」

先発三本柱を投入したメッツだったが、いずれも本来の出来ではなく、結果を残せずに3連敗となった。(C)Getty Images

ああやっぱり……。少なくともメジャーリーグファンの中では、この週末のメッツに対してこのような感情を抱いたのではないか。

 メジャーリーグは現地時間10月2日、ブレーブス本拠地でメッツとのナ・リーグ東地区首位攻防第3戦が行われ、ブレーブスが5対3で勝利。このシリーズを3勝0敗でスウィープ勝ちし、地区5連覇のマジック1が点灯した。

 9月30日の試合前時点で、メッツが1ゲーム差をリード。しかも、直前には劣勢の展開から同点→サヨナラ勝ちという最高の雰囲気に対し、ブレーブスは最弱チームのナショナルズに延長戦の末にサヨナラ負けという好対照の形。メッツは1勝でもすれば直接対決の勝ち越しとなり、最終戦で同率だとしても地区優勝することができた。

 そして万を持して先発マウンドに投入したのが、サイ・ヤング賞2回の最強投手ジェイコブ・デグロム、今季メジャー最高年俸の衰え知らずの大投手マックス・シャーザー、昨オフに獲得した実力派右腕のクリス・バシットだった。あわよくばスウィープして地区優勝という青写真を描いていたはずだったが、そのすべてが早々に狂ってしまう。

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 初戦、メッツは2回に先制したものの、その裏にデグロムがオースティン・ライリー、マット・オルソンに2者連続本塁打を浴びて一気に逆転。デグロムはその後も一発を浴び、6回で11三振を奪いこそしたものの、3失点とエースの投球を見せることはできなかった。これで両軍はゲーム差なしで並ぶことになる。

 第2戦もメッツが初回に先制。4回に同点にされた直後の攻撃で勝ち越して流れを取り戻したかに見えたが、シャーザーがダンズビー・スワンソンに逆転2ランを食らうと、6回にもオルソンに被弾。結局、6回途中4失点でマウンドを降り、そのまま2対4でチームも敗れて順位が入れ替わった。

 第3戦はスワンソンの一発でブレーブスが先手を取るも、パワー欠乏症に陥っているメッツが2本のホームランなどで3点を奪って逆転に成功。そのまま逃げ切れるかと思われたが、バシットが3回に押し出し四球など突如の乱調で再逆転され、6回にはオルソンが4試合連続の一発を叩き込んで勝負あった。

 メッツは頼みの先発三本柱が計14.1回で11失点、防御率6.91と不発に終わったのがとにかく痛かった。加えて、この3連戦直前にメジャー初昇格を果たした、球界屈指の有望株と評価されている大型捕手のフランシスコ・アルバレスが計8打数無安打3三振。初戦では併殺、9回1死満塁の場面でも三振と本当にいいところがなく、ファンのヘイトを溜める形になっている。

 地元TV局『SNY』などで執筆するマイケル・バロン記者が「地区優勝への期待を持って臨んだはずがスウィープ負け。試合のあらゆる面でブレーブスとの差を見せつけられ、本当に恥ずべき、落胆させられた週末だった。しかも、3連戦の中ではほぼ全員にやる気を感じられなかった」と断罪した言葉は、まさにこのシリーズの両チームを表しているように思う。

 メッツは2007、08年に2年連続でシーズン最終日にポストシーズンを逃すなど、「勝負弱い」というイメージがずっと持たれていたチームだった。それでも、大型補強を展開した今季はすべてが噛み合い、昨季世界一のブレーブスとは一時10.5ゲーム差をつけるほど好調だった。しかし、風物詩はやはりあるのか、この大事な3連戦でほぼいいところなく3連敗。プレーオフ進出は決めているとはいえ、その雰囲気はかぎりなく暗い。

構成●THE DIGEST編集部

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