“人類最速左腕”チャップマン、英国代表入りの可能性が浮上!キューバ出身の34歳がイギリスで選ばれる理由とは?【WBC】

“人類最速左腕”チャップマン、英国代表入りの可能性が浮上!キューバ出身の34歳がイギリスで選ばれる理由とは?【WBC】

イギリス代表としてWBCに出場する可能性があるチャップマン。(C)Getty Images

人類最速左腕アロルディス・チャップマン(カンザスシティ・ロイヤルズ)が、今年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に英国代表として出場する可能性が浮上している。

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 世界最速105.1マイル(約169.1キロ)の記録を保持するチャップマンは、2019年には最優秀救援投手賞を受賞した実力者。だが昨年5月には左アキレス腱の炎症、8月にはタトゥーを入れたことで細菌感染を引き起し、負傷者リストIL入り。さらに練習の無断欠席もあり、アメリカン・リーグ地区優勝決定シリーズはロースターから外され、シーズン43試合出場で4勝4敗9セーブ、防御率4.46に留まった。

 ニューヨーク・ヤンキースからFAとなり、現地時間1月19日にロイヤルズと契約を交わしたばかりの左腕が、英国代表の50人のロースターに入ったとキューバ野球の専門メディア『Pelota Cubana』の共同創設者ヨーダノ・カルモナ氏が伝えた。

 生まれ故郷キューバ代表として2009年のWBCでプレーした34歳だが、実は、親の出身地がジャマイカだ。ジャマイカは元々イギリス植民地のため、イギリス代表の資格を持っていたとのことだ。
  英国代表の可能性を耳にしたヤンキースの専門メディア『Yanks Go Yard』は、「元ヤンキースのクローザー、アロルディス・チャップマンが最も意外なWBCロースターに選出された」と驚きをもって伝えている。

 そして「34歳のキューバのミサイルは、WBCへの参加に興味があるようだが、キューバから亡命しMLBに参戦してからは母国のために戦うことはなかった」と事実を綴り、「チャップマンは英国代表50人に選ばれたが、積極的に参加するかは不明だ」と報じた。

 イギリスは1次ラウンドプールCに組み込まれており、アメリカ、カナダ、メキシコ、コロンビアと対戦する。果たして人類最速の球を誇る左腕は、WBCのマウンドに上がることはあるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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