DeNAとヤクルトは先発陣の強化が絶対命題。38年ぶり日本一の阪神の課題は...【セ6球団オフの補強ポイント】<SLUGGER>

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AIざっくり要約

  • セリーグ各球団は打線補強が課題だったヤクルトと投手陣補強が重要視された。
  • 阪神は外国人選手の成績不振を修正したい一方、DeNAとヤクルトは先発投手の離脱で replacementsを求めた。
  • 巨人はブルペン強化に乗り出したが、一段と成績向上が期待される中日は打線力アップを目指す。

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DeNAとヤクルトは先発陣の強化が絶対命題。38年ぶり日本一の阪神の課題は...【セ6球団オフの補強ポイント】<SLUGGER>

38年ぶりの日本一を成し遂げた阪神でも、課題がないわけではない。特に助っ人の層はいまひとつ? 写真:野口航志

FA申請期限が過ぎ、いよいよストーブリーグの補強戦線が本格的に始まる。セ・リーグ6球団の補強ポイントやこのオフの課題を改めておさらいしておこう。

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■阪神
【主な補強ポイント】
・新助っ人の獲得

 38年ぶりの日本一に輝いただけではなく、投打ともに来季の覇権も狙える陣容で、FA補強は「眼中にない」(岡田彰布監督)。ただし、今季は外国人選手の出来がいまひとつだった。ノイジー、ミエセス、ブルワーは残留濃厚のようだが、新助っ人を獲得して層を厚くしておきたい。もちろん、昨年は大竹耕太郎を見出した現役ドラフトも活用したい。今年は最後まで戦い抜いた優勝疲れも懸念されるだけに、例えばソフトバンクを戦力外になった元セーブ王の森唯斗をブルペンに加え、弱点の代打要員に元楽天の西川遥輝あたりを補強できれば理想だ。

■広島
【主な補強ポイント】
・外野陣の攻撃力向上

 西川龍馬がFA権を行使して退団が決定的。秋山翔吾の年齢も考えると、外野陣は一気に戦力ダウンの危険性を孕む。高山俊のように他球団を戦力外になった選手を獲得するか、あるいは外野陣が余剰気味の西武やDeNAなどとトレードを仕掛けるか、いずれにしても新戦力が必要になってくる。デビッドソンとマクブルームは去就が未定だが、新助っ人獲得も含め攻撃力の向上はこのオフの大きなテーマとなるだろう。先発陣の安定感は今季の躍進の一因になったが、技巧派が多く、力でねじ伏せられるタイプの投手が加わればさらなるグレードアップも可能だ。
 
■DeNA
【主な補強ポイント】
・今永らが抜けた先発陣の強化

 メジャーへ挑戦する今永昇太、復帰も視野に入れるバウアーに石田健大がFA権行使と投手陣の再編が必須な状況。オリックスをFAになった山崎福也の獲得に乗り出す可能性も高く、ソフトバンク、ヤクルトとの争奪戦に勝利できるか。ブルペンでも、エスコバーとは残留交渉中ながら去就は不透明で、ソフトバンクを戦力外になった森唯斗らの獲得を検討中と言われている。打線は助っ人のソトが契約満了。オースティンも怪我がちだけに、外国人打者の補強に動く可能性は十分ありそうだ。FA権行使の可能性もあった伊藤光、戸柱恭孝が揃って残留したのはほっと一安心といったところか。


■巨人
【主な補強ポイント】
野手陣の層を厚くしたい

 2年連続のBクラスから浮上を図るべく、阿部慎之助監督の就任早々、積極的に動いている。まず、弱点のブルペン強化へ向け、ソフトバンクから高橋礼と泉圭輔、オリックスから近藤大亮をトレードで獲得した。それでも十分とは言い切れず、松井裕樹(楽天)がメジャーの球団と条件面で折り合えなかった場合は獲得に乗り出すとの見方もあるが、そうなる可能性は低そう。一方、打線では5年契約を終えた丸佳浩が残留を表明したが、中田翔が契約途中のオプトアウトで退団が確定的。若手が育ってきているとはいえ、ウォーカーもトレードで放出しており、全体の層はやや薄くなっている。ブリンソンも去就不透明で、改めて外国人打者の補強に乗り出すことになりそうだ。
 ■ヤクルト
【主な補強ポイント】
12球団ワーストの投手陣底上げ

 今季途中からクローザーを務め、ブルペンでは数少ない左腕でもある田口麗斗がFAを取得したが、残留を決断。次は12球団ワーストの防御率3.95と低迷した先発陣の改善に着手したい。まずはオリックスをFAになった山﨑福也の獲得に全力を尽くす予定。打者有利の神宮球場への適応は不安もあるが、ここ数年の安定感と得意の打撃には期待が高まる。失敗すれば、DeNAからFAとなった同じく左腕の石田健太が次善の策に挙がるかも。安定感を発揮していピーターズも自由契約となっているだけに、新外国人も含めて2~3人の即戦力先発投手獲得が求められる。■中日
【主な補強ポイント】
一にも二にも打線のパワーアップ

 一にも二にも打線のパワーアップが課題で、新和製大砲の細川成也がブレイクしてもなお今季の71本塁打は12球団最少。噂されているように、FA権を行使した山川穂高(西武)と巨人からの自由契約を選んだ中田翔のどちらかだけでも獲得できればチームはにわかに活気付く。そうなれば新外国人は自ずと左の外野手になりそう。ソフトバンクを戦力外になった上林誠知や元巨人の中島宏之を獲得するなど選手層の底上げにも動いている。もちろん、昨年は細川を獲得した現役ドラフトでも、再び逸材を発掘したい。投手陣は手薄な左のリリーバーが補強ポイントか。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。


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