2020年中日の「理想」のオーダーは? 1〜3番に大島、平田、ビシエドの中心打者を固めてリーグ5位の得点力向上を狙う

2020年中日の「理想」のオーダーは? 1〜3番に大島、平田、ビシエドの中心打者を固めてリーグ5位の得点力向上を狙う

ビシエドを指定席の4番から3番に上げ、1・2番と大島と平田を据えることで、リーグ5位の得点力は向上するはずだ。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

キャンプインまであと半月。この時期の楽しみといえば、今季の布陣を夢想することだろう。どうすれば、チームのポテンシャルを最大限に引き出せるのか。ここでは、現在の戦力を分析し、得点力向上が見込める「最良のオーダー」を考察する。

    ◆    ◆    ◆

 昨季の中日はリーグトップのチーム打率を記録しながら、得点数は5位に終わった。得点力不足の最大の要因が「長打力不足」であるのは明確だが、一方で「打順の組み方」にも改善の余地がある。レギュラーの顔ぶれは昨季とほぼ変わらないため、いかに効果的な打順を組めるかが、得点力不足解消のカギとなる。そこで、下記のオーダーを提案したい。

1(中)△大島洋平
2(右) 平田良介
3(一) ビシエド
4(左) 福田永将
5(三)△高橋周平
6(二) 阿部寿樹
7(遊)△京田陽太
8(捕) 加藤匠馬/木下拓哉
9(投) ──
※△は左打ち
  まず1番には、昨季最多安打のタイトルを獲得した大島を据えた。1番は打席が最も多く回る一方で、前を打つのが投手であるため、走者なしの打席が多い。よって、高打率ながら全安打に対する単打割合が83.3%とリーグトップだった大島は、「出塁」に集中できる1番に最も適している。

 昨季は京田陽太が主に2番を務めたが出塁率は3割そこそこで、中軸の前に走者を置くことが十分にはできなかった。そこで今季は平田に任せたい。2番は1番の後を打つことから走者を置いての打席も増える。つまり、塁に出るだけでなく、長打で走者を進める両方の役割を高いレベルでこなすことが求められる。その2つの条件を満たし、なおかつ走力も備える平田は理想の2番になれるはずだ。

 3番には、「不動の4番」ビシエドの昇格を提案したい。3番はツーアウトでの打席も多い反面、シンプルに4番より多くの打席が回る。ビシエドはここ数年、長距離砲と言うより広いナゴヤドームに合わせたアベレージヒッター化しており、高い出塁能力も必要な3番を任せた方がベターだ。
  走者を返す役割である4番には、昨季後半戦に大活躍した福田を抜擢。福田はビシエドとは対照的に「ホームラン・アーチスト」として、球場の広さに関係なく一発が期待できる。昨季終盤は状況に応じて軽打で打点を挙げるケースも多く見られ、ビシエドに代わり4番を打つに十分な対応力も併せ持つ。レフトにはアルモンテも控えており、福田の故障や不振にも対応可能だ。
  5番以降は昨季多くの試合で見られた並びと同じ。ただ、7番とした京田の打撃が進化すれば、その高い走力を生かして1番に据えるのも手だろう。

 上位打線にチームのコアである好打者を固めることで得点増を実現してほしい。8年ぶりのAクラス返り咲きには、「恐竜打線」の復活が必要不可欠だ。

文●ロバートさん (@robertsan_CD)

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【著者プロフィール】
1988年生まれ。Twitterにて中日ドラゴンズの戦力分析・考察を行う中日ファン。中日新聞プラスにて「データで考える中日ドラゴンズ」を連載中。
 

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