すでに殿堂入りは確実!?大谷を上回る2018年メジャーデビュー組ビッグ2とは?

すでに殿堂入りは確実!?大谷を上回る2018年メジャーデビュー組ビッグ2とは?

18年ナ・リーグ新人王のアクーニャJr.(左)と、昨季ナショナルズの世界一に貢献したソト(右)は、2018年メジャーデビュー組では2トップだ。(C)Getty Images

今シーズン、大谷翔平(エンジェルス)はメジャーリーグ3年目を迎える。メジャー最低レベルの選手に比べてどれだけ勝利に貢献したかを示し、投手と野手を比較できる総合指標WAR(Baseball Reference版。以下bWAR)で見ると、過去2年の通算bWARは6.4だ。2018年は3.9(野手2.7+投手1.2)、2019年は2.5を記録した。

 2018年にメジャーデビューした247選手の中で、大谷の通算bWARは5位に位置する。その上にいるのは、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス/9.6)、ホアン・ソト(ナショナルズ/7.6)、ジェフ・マクニール(メッツ/7.4)、グレイバー・トーレス(ヤンキース/6.0)の4人だ。

 4人とも、2年目のジンクスとはまったく無縁だった。中でも、18年にナ・リーグの新人王を受賞したアクーニャJr.と、新人王投票では彼に次いで2位にランクインしたソトは、すでに球界を代表するスーパースターになりつつある。

 昨シーズン、アクーニャJr.は史上5人目の40-40(40本塁打&40盗塁)まで、あと3盗塁に迫った。ソトはリーグ5位の出塁率.401と6位のOPS.949を記録(2年連続出塁率4割&OPS.900以上)。ワールドシリーズでは3本のホームランを放ち、球団初のワールドチャンピオンに貢献した。ちなみに、ワールドシリーズ期間中に21歳の誕生日を迎えている。
  18年デビュー組のうち、2年連続bWAR3.0以上はこの2人しかいない。ただ、大谷も右ヒジを故障せず、打席だけでなくマウンドにも立つことができれば、そこに加わっていたのではないだろうか。デビューイヤーの2018年に限ると、大谷のbWAR3.9はアクーニャJr.の4.1よりも少し低いだけで、ソトの3.0を上回っていた。

 なお、イチローがデビューした01年デビュー組の通算bWARトップ3は、アルバート・プーホルス(100.3、現エンジェルス)、CC・サバシア(63.0)、そしてイチロー(59.4)だ。ともに3000本安打を達成したプーホルスとイチローはすでに殿堂入りを確実としていて、昨シーズン終了後に引退したサバシアも殿堂に迎え入れられる可能性は高い。この3人のように、アクーニャJr.とソトと大谷も、同年デビューのビッグ3としてキャリアを築いていくかもしれない。キャリアはまだ始まったばかりだが、彼らの存在感はそれを予感もしくは期待させる。

文●宇根夏樹

【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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