【DeNA野手陣の最新序列は?】助っ人3枚の攻撃的布陣か!?バックアップも充実する外野はフレキシブルな対応が可能に

【DeNA野手陣の最新序列は?】助っ人3枚の攻撃的布陣か!?バックアップも充実する外野はフレキシブルな対応が可能に

オープン戦で派手な活躍を見せるオースティンは、左翼手のレギュラー筆頭だ。写真:産経新聞社

猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で開幕は延期になったが、いずれの球団も来るべき時に備えて準備を進めている。果たして、DeNAの野手陣はどのような陣容で開幕を迎えるのか。一軍で出場機会を得られそうな選手を対象に、キャンプやオープン戦で見えてきた現時点での序列を整理する。

<記号の見方>
◎=不動のレギュラー、〇=有力レギュラー候補、△=バックアップ、★=将来のレギュラー、×=故障離脱中/開幕二軍濃厚

【捕手】
◎伊藤光 
△嶺井博希 
△戸柱恭孝 
△高城俊人
★山本祐大 

 指揮官と投手陣の信頼が厚く、打撃面も期待できる伊藤光が主戦。伊藤光の休養日や相手投手の相性で、意外性のあるバッティングが魅力の嶺井や、今永、石田と好相性の戸柱が控える陣容か。出戻りの高城は元専属の濱口とのコンビ復活もあり得る。3年目21歳の山本は、強肩が売りで打力もある。昨年はサヨナラヒットを放つなど、“持ってる”プレーヤーだけに、将来の扇の要に育てたい。

【一塁手】
〇ロペス 
〇ソト 

 2012年から不動のファーストに君臨しているロペスと、2年連続ホームランキングのソトの争いか。昨年途中から攻守に陰りが見えてきたロペスのコンディション次第では、セカンド、ライトとも守備面に不安のあるソトが固定される可能性はある。

【二塁手】
〇ソト 
〇柴田竜拓 
△中井大介
△石川雄洋
△伊藤裕季也
★百瀬大騎

 外国人野手3人を同時にスタメン起用する攻撃型布陣の場合は、ソトがセカンドに入ることになる。守備面とのバランスを考えた際は、昨年途中から打撃の成長著しい柴田が最有力候補。相手ピッチャーが左の場合、昨年同様に中井の起用も考えられる。求心力No.1の野手最年長・石川は、流れを変えたい時のスタメン候補。ルーキーイヤーの昨年、4本のホームランを放った、粗削りながらもスケールの大きい伊藤裕が覚醒すれば、一気にスタメン奪取もあり得る。赤丸急上昇中の百瀬は、まずは守備固めで一軍生き残りも?
 【三塁手】
◎宮崎敏郎 
△伊藤裕季也 
△倉本寿彦
★百瀬大騎

 宮崎が不動のレギュラー。昨年のシーズン当初はまさかのスランプに陥り、骨折の憂き目にもあって打率も3割(.284)を切ったが、今年は持ち前のバットコントロール復活で好調をキープしている。バックアップとしてサードも守れる伊藤裕、倉本、百瀬が控える。

【遊撃手】
〇大和
〇柴田竜拓
△倉本寿彦
★百瀬大騎
★森敬斗【NEW】

 昨年に引き続き大和がレギュラー筆頭。昨年は、打率は.237ながらも2度のサヨナラ打を放つ勝負強さ+好守でチームに貢献したが、32歳の年齢を考慮すると、本職はショートの柴田のスタメンが増える可能性も高く、打撃次第では大和から世代交代まである。 倉本は大和加入前のレギュラーショート。頑丈な身体と、勝負強い打撃を武器にもう一度輝きたい。百瀬もバックアップで残れるか。期待の高卒ドラフト1位の森は、走攻守三拍子揃ったスター性十分の逸材。木のバットにも対応しており、早い時期での一軍デビューもあり得る。
 【左翼手】
◎佐野恵太 
△乙坂智 
△オースティン【NEW】
★細川成也 
△楠本泰史

 筒香嘉智が抜けた左翼は、ムードメーカーでもある新キャプテンの佐野が筆頭だ。ラミレス監督も4番として期待しており、ある意味、今年の浮沈のカギを握る存在。ただ、コンディションによってはオースティンがライトから回る可能性も捨てきれない。乙坂は地元出身のオールラウンド外野手。無類の勝負強さとユーティリティ性から、バックアップでの起用が多い傾向にあるが、レギュラーとしてもポテンシャルも十分持っている。彼らに続くのが、細川と楠本だ。とりわけ細川はロマンあふれる右の長距離砲で、才能が開花すれば一気にレギュラー奪取があっても不思議はない。

【中堅手】
〇神里和毅 
〇桑原将志 
〇梶谷隆幸
〇乙坂智
△楠本泰史

 俊足+好守が自慢のスピードスター・神里が筆頭候補だが、調子に波があるタイプだけに絶対的な存在とは言えない。2017年にゴールドグラブも受賞した元・切り込み隊長の桑原と、ずば抜けた爆発力を持つ梶谷が神里を追う構図となる。レフト同様、チャンスに強く走攻守で安定した活躍が望める乙坂も控え、元大学ジャパンの4番・楠本が5番手となるか。
 【右翼手】
◎オースティン【NEW】
〇ソト
△梶谷隆幸
△乙坂智
△楠本泰史

 オープン戦で派手な活躍を見せるオースティンがレギュラー筆頭。メジャー通算33ホームランをマークしたスラッガーは、日本に適応できればホームラン王まであるだろう。佐野、オースティンの調子次第では昨年と同じくソトが入るケースも考えられ、センター同様にコンディションによっては梶谷の可能性もある。ほかの外野ポジションと同じく乙坂、楠本の順で候補に入る。ソトのユーティリティ性も含めて、外野はフレキシブルに対応できそうだ。

取材・文●萩原孝弘(ライター兼カメラマン)

【著者プロフィール】
はぎわらたかひろ。1971年、横浜生まれ横浜育ち。フリーとして野球はDeNAを担当。プロレス、格闘技とともに芸能も手掛ける。

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