FAトップ50の中で唯一未契約のプイーグは、オファーはあるも「今は野球について考える時ではない」

FAトップ50の中で唯一未契約のプイーグは、オファーはあるも「今は野球について考える時ではない」

いまだ去就が決まらないプイーグだが、今大事なのは自身よりもコロナだという。(C)Getty Images

新型コロナウイルス感染拡大により開幕の見通しが立ってないメジャーリーグ。しかし、開幕延期とは別に、契約が遅れている有力選手がいる。“キューバの野獣”、ヤシエル・プイーグだ。

 MLBの移籍情報を取り扱う『MLBトレード・ルーマーズ』が昨オフ、FA市場のトップ50を発表した際、プイーグは37位にランク付けされていた(契約予想は1年800万ドルでデトロイト・タイガース)。しかし、プイーグよりも下に格付けられていた秋山翔吾(45位)やエドウィン・エンカーナシオン(38位)、さらには50位圏外の15選手も早々に契約が決まる中、キューバ出身の右打ち外野手はいまだ“浪人中”なのである。

 しかし、フロリダ州で発行されているスペイン語新聞紙『エル・ヌエボ・ヘラルド』の取材を受けたプイーグは、マイアミ・マーリンズからオファーがあったことを告白。さらに「マーリンズ以外からのチームからの提示もある」という。

 そして、最初に契約を提示したマーリンズに本人の気持ちも傾いていており、「母国に近く、キューバ人の前でプレーするにはもう少し金額を上げてほしい」と訴えたが、条件アップは叶わず、現在の未契約の状態に至っているわけだ。
  果たして、無職の状態が続くが、今の関心事は別にあるという。「僕は気にしていないよ。だって、僕たちは今(新型コロナウイルスの)パンデミックの最中にある。『ヤシエル・プイーグがどのチームとも契約を結んでいない』ことよりもずっと事態は深刻だ」。

 そして、プイーグは「いつかサインするよ。どのチームになるかは分からないけど、でも今は野球について考える時じゃない」と続けつつ、「2020年に野球が再開されるかは分からない。21年にはプレーできるんじゃないかな」と不安も口にした。

 先日はフロリダ州のコロナ禍に巻き込まれた方に食事を届けるなど、ボランティア活動も従事しており、確かに自分のことよりも“国難”解決への意識が強いのだろう。

構成●SLUGGER編集部

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