【名門校別歴代ベストチーム作ってみた:大阪桐蔭高】現役タイトルホルダーが4人も並ぶ超強力打線が完成! 藤浪と二枚看板を形成するエースは誰だ?

【名門校別歴代ベストチーム作ってみた:大阪桐蔭高】現役タイトルホルダーが4人も並ぶ超強力打線が完成! 藤浪と二枚看板を形成するエースは誰だ?

中村は当時史上最多タイの高校通算83本塁打を記録するなど、大阪桐蔭時代から卓越したスラッガーだった。写真:朝日新聞社

"歴代ベストチーム"はロマンだ。そんなロマンを楽しんでいただくべく、スラッガー編集部では「出身校別歴代ベストチーム」を選定。高校、大学、社会人野球の名門を対象に、夢のベストナインを独自に選出し、打線も組んでみた。今回は春夏通算甲子園出場21回、2度の春夏連覇を含む全国制覇7回を誇る、大阪桐蔭高校だ(野手8人+投手5人を選定)。

●大阪桐蔭高出身選手のベストナイン
1 (遊)西岡剛(元ロッテほか)
2 (右)平田良介(中日)
3 (捕)森友哉(西武)
4 (二)浅村栄斗(楽天)
5 (三)中村剛也(西武)
6 (一)中田翔(日本ハム)
7 (左)正隨優弥(広島)
8 (中)藤原恭大(ロッテ)
9 (投)今中慎二(元中日)

(先発)藤浪晋太郎(阪神)
(先発)岩田稔(阪神)
(救援)川井貴志(元ロッテほか)
(救援)澤田圭佑(オリックス)
  さすが"平成最強高校"だけあって、現役選手中心の超強力打線が完成した。まずリードオフマンは、盗塁王2度に加えて首位打者の経験もある西岡で文句なし。続く2番は、高い出塁能力に加えてベースランニングにも長ける平田に託した。

 だが、問題はここから。大阪桐蔭OBには現在各球団で中軸を担う選手が目白押しで、「誰を4番にするか」というぜいたくな悩みが生じた。ここは確実性と長打力、そして勝負強さのすべてを兼ね備えた浅村を選んだ。そして3番に昨年、首位打者を獲得してMVPにも輝いた森、5番に本塁打王6度の中村を据え、クリーンアップの後を打点王2度の中田が固める隙のない布陣を構築した。

 タイトルホルダーが勢ぞろいの内野陣に比べ、外野は将来が楽しみな選手が揃っている。7番には"新井貴浩の後継者"と期待される広島の大砲候補・正隨、8番にはロッテの5ツール有望株・藤原の両ルーキーを起用。センターには中日の根尾昂も考えられたが、彼は本来遊撃手であることから藤原を優先した。実績で判断すれば、中日や巨人で主に守備固めとして活躍した大西崇之という選択肢もないではなかったが、彼は高校1年で中退して別の高校に編入しているため選外とした。
  投手陣は先発二枚看板が強力。今中は甲子園出場こそないが、大阪桐蔭出身者で最初にプロで成功した選手。1993年には沢村賞も受賞しており、プロでの実績は藤浪以上だ。2人とは対照的な技巧派左腕の岩田も、2ケタ勝利こそ1度のみだが、防御率ベスト10入りは3度と実績は十分だ。
  だが、4番手以降はやや手薄となる。リリーフには、ロッテや楽天で便利屋として活躍した川井をまず選出。藤浪や森と12年甲子園春夏連覇を果たした澤田は、中継ぎとして18年には47試合に登板して防御率2.54の好成績を残した。選外とはなったが、他には05年に阪神のリーグ優勝に貢献した桟原将司がいる。平田とともに05年夏の甲子園を席巻した辻内崇伸は、プロでは故障もあって一軍出場なしに終わったのが残念だ。

 平成に入ってから台頭した新興勢力ということもあり、すでに確固たる実績を築いている選手と、これからが楽しみな若手が混在するチームとなった。選外となった中にも根尾らプロスペクトがまだ控えており、5年後、10年後には陣容が大きく変わっているかもしれない。有力な投手が台頭すれば、さらに厚みが増すだろう。現在でも錚々たるメンバーがそろっているのに、この上さらに強くなるのかと思うと、今からワクワクが止まらない。

文●筒居一孝(スラッガー編集部)

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