クローザーにとって「一番大事」なものは…松井裕樹が“パパ“になる5か月前に明かした“家族“への感謝

クローザーにとって「一番大事」なものは…松井裕樹が“パパ“になる5か月前に明かした“家族“への感謝

日本を代表する左腕が昨オフに明かした家族への想いとは。写真:徳原隆元

楽天球団とホリプロが5日、楽天の松井裕樹と女優・石橋杏奈夫妻に第1子となる女児が誕生したことを発表した。

 この喜ばしい報告から約5ヵ月前、小雨降りしきる仙台にて、私は松井本人に話を聞く機会があった。年俸1億4000万円増の2億5000万円プラス出来高、4年の延長契約を発表した契約更改直後のことである。

 会見で松井は、先発転向を発表。その年、38セーブを挙げてセーブ王獲得、史上最年少で100セーブも到達した左腕の決断に、ファンもメディアも驚いたのは記憶に新しい。そして突然の発表に、私もあたふたした。先発転向の話を聞かねばと、予定していた質問も一部変更しなければならなかったのだ。しかし、この“アドリブ”が偶然にも、松井から家族への想いを聞き出すトリガーとなった。
  2019シーズン、松井は68試合で防御率1.94、奪三振率13.82、左腕ではパ・リーグ最多の38セーブを記録した。飛躍を遂げた要因は第一に聞きたかったことだ。事前の調べで、フォーム改良により制球が安定し、平均球速も3キロ近く上昇。代名詞スライダーの投球割合も約10%増えていることは分かった。制球、スピード、変化球。本人はどんな取り組みを行い、考えているのか。そこに来て先発転向の話もある。全部を聞くのは時間的に難しい。

 今にして思えば無茶苦茶だが、この解決案として、すべてを一つの質問にしてぶつけてみた。「昨年のデータを見ると球速が上昇し、スライダーの投球割合が増加。また、フォームにも改良を加えたというニュースも見ました……」といった具合に。

 松井もやや戸惑っていたように思う。ただ、彼は「考えて発言ができる」選手だ。すすこし間をおき、飛躍の要因をこう述べた。

「一つ挙げるとしたら、やっぱり家族ですかね」
  家族? いや確かにそうかもしれないが……、ある意味、“普通”の答えだなと感じた。直後、そんな自分の考えがいかに浅かったのかと思い知らされる。

「中継ぎ投手というのは、切り替えが大事です。前日に失敗しても、また同じ場面で登板することが普通です。だからこそ、気持ちをいかにリセットするか。僕は“頭が
身体を支配している”と感じることが多々あります。

 例えば、打たれた時の悔しい気持ちのまま寝てしまうと、翌日に身体の張りが出たりするんです。ですが、気持ちを切り替えて『明日また頑張るぞ』という気持ちで寝たら、身体の張りが違ってきます。妻はポジティブな性格なので、本当に僕の気持ちをきれいにリセットさせてくれて、また翌日に向かって、頑張るような環境を整えてくれますね」

 投球面やフォームの工夫も、好投の要因であったと認めた上で、何よりも「心」が大事だと言うのだ。
  チームの最後の勝利を締めくくるクローザーの重圧は、計り知れないものがある。失敗すれば球場内だけでなく、SNSなどでも批判の声が届いてしまう。しかも松井は、高卒1年目から一軍のマウンドに上がり、10代の頃からクローザーを任されてきた。常にプレッシャーと向き合い続けてきたのである。
 
 だからこそ、文字通り“心を支えてくれる”夫人の存在が糧になったのだ。強く言い切った松井の言葉には、確かな感謝と愛情があった。そして最後に、「一人の人間としての目標」を訊ねた時、松井はこれから産まれてくる、新しい命への思いも口にした。

「多くの方から信頼される人になりたいですね。野球選手としてもそうですけど、結婚もして、奥さんのお腹には子供もいます。家族を守っていかなきゃいけないわけです。大事な存在を支え、多くの人から頼られる人になりたいですね。

 そして、『松井がマウンドに行ったら大丈夫』、『大事な試合だから松井に託したい』って思ってもらえるように、ファンの方や仲間から信頼され、託されるような選手になりたいです」

 守るべき存在が一つ増えたことで、松井は今後どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。プロ野球はまだまだ開幕の見通しが立たないものの、松井夫妻の出産報告を受け、改めて松井のピッチングが改めて楽しみになってきた。

取材・文●新井裕貴(SLUGGER編集部)

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応援してくださっている皆さま 私事ですが本日12月13日にかねてよりお付き合いしておりました東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹選手と入籍いたしましたことをここにご報告させていただきます 彼の野球に対するまっすぐな姿勢や素直で無邪気な性格に惹かれ傍に居たいと思うようになりました 彼の活躍が2人の幸せでもあるので 日々刺激をもらいながら私も出来る限りのサポートをしていきたいと思っております これからは夫婦としてどんなときも手を取りあい思いやりの気持ちをもって共に歩んでいきたいと思います まだまだ未熟者ではありますが温かく見守っていただけたら嬉しいです 石橋杏奈

石橋杏奈 ‖ anna Ishibashi(@annaisbs_92)がシェアした投稿 -

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