「議論の余地なし!」NY地元紙が田中将大との延長契約を“直訴”する3つの理由

「議論の余地なし!」NY地元紙が田中将大との延長契約を“直訴”する3つの理由

ケガが少なく大舞台に強い田中との再契約を望む声は多い。(C)Getty Images

にわかにMLBは開幕に向けて前進し始めている。ただ、仮に開幕しなかったとしても、今年のオフにFAとなる選手は予定通り、その資格を得ることは決まっているため、チームの編成権を持つ首脳陣は、来年以降のチーム作りについても思案を巡らせなければならない。
 
 中でも、ニューヨーク・ヤンキースは投打の主軸がFAとなる。打者では昨年、リーグ2位の打率.327を打った便利屋のDJ・ラメイヒューが、投手では15勝を挙げた剛球左腕のジェームズ・パクストン、そして渡米後の2014年から6年連続2ケタ勝利中の田中将大である。

 地元紙『NJ.com』は現地6日、「なぜヤンキースは差し迫ったFA投手と契約しなければならないのか」と題した記事を寄稿。来年の補強戦略について持論を展開し、田中との再契約を“訴えた”。

 記事ではラメイヒュー&パクストンのFA、若手スターのグレイバー・トーレス&アーロン・ジャッジとの延長契約をはじめ、ブライアン・キャッシュマンGMは相当に難しい決断を迫られるとしながら、「簡単な選択で議論の余地がない」として、田中と再契約すべき3つの理由を挙げている。
  第一の理由は「健康面」だ。田中は昨年、31先発してメジャー自己2番目に多い182.0イニングをこなした。渡米1年目に右ヒジを痛めたが、過去4年間は平均30先発を投げており、記事内では「ヒジの故障は過去のこと。田中は頑強な投手だ」と説明。

 第二の理由は「投球スタイルの変更」。田中は日本球界では本格派として鳴らしていたが、メジャーではむしろ制球力を武器にした“軟投派”にモデルチェンジ。記事では、それでいて三振も奪え、以前よりもスプリッターに依存せずに成績を残せている点が素晴らしく、このスタイルの変更もあって「30代中盤までの3〜4年契約はいい賭け」と評している。

 そして第三の理由が「勝負強さ」だ。ご存知の通り、田中はポストシーズンで光輝く活躍を見せている。通算8先発で防御率1.76を記録、昨年は史上初となるポストシーズン最初の7登板すべてを2失点以下に抑える快挙も成し遂げた。

 かつて、デレク・ジーターがポストシーズンが始まる直前のミーティングで「オープン戦は終わった。これからが本番だ」と語ったように、史上最多27回の世界一を誇る“常勝”ヤンキースでは、ポストシーズンで活躍することが一層、求められている。

 記事の最後では、「田中はスターになると喧伝されながら期待に応え、計算の立つ先発3番手としての役割を果たしている。そして、最も大事な場面でチームに安定した結果をもたらしてくれる」として、再契約への期待をのせた。

構成●SLUGGER編集部

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