【若手有望株ランキング:1〜10位】“怪物”佐々木をはじめ19年ドラフト組やファームの首位打者がトップ10入り

【若手有望株ランキング:1〜10位】“怪物”佐々木をはじめ19年ドラフト組やファームの首位打者がトップ10入り

上位勢は佐々木(右)や奥川(左下)など昨年のドラフト組が多くランクイン。坂倉(左上)は今季こそ一軍で結果を残したい。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)、徳原隆元

未来のプロ野球を担う若手有望株は誰か。将来性、潜在能力、ポジションを考慮しながら2020年のプロスペクト(若手有望株)・ランキングを作成した。1〜10位は、将来メジャーにも通用しそうなスターの大器が集まった。(対象選手:2020年シーズンで満25歳以下、投手は一軍通算50イニングもしくは30試合登板未満、野手は出場100試合未満)

1位:佐々木朗希[ロッテ・先発投手]
(ささき・ろうき/19歳/右投右打)
「即戦力に近い未完の大器」と評される“令和の怪物”。高校生史上最速163キロの剛速球に加えてスライダーの評価も高く、八分咲きでもプロ野球で無双する投手になるだろう。故障の予防と肩のスタミナ向上をうまく両立させたい。強豪校出身ではなく、厳しい環境でどれだけやれるのかも注目。

2位:スチュワートJr.[ソフトバンク・先発投手]
(Carter Stewart Jr./21歳/右投右打)
 2018年のMLBドラフトで高校生No.1右腕と評され、全体8位で指名された逸材。当時から最速158キロの速球と並んで注目された、MLBでもトップクラスの回転数を誇るカーブが日本でどう磨かれるか。外国人枠の都合もあるが首脳陣の評価は高く、日本に慣れた今季は飛躍に期待したい。
 3位:坂倉将吾[広島・捕手]
(さかくら・しょうご/22歳/右投左打)
「センスは前田智徳」と評された打撃が魅力で、二軍では高卒1年目から3年連続で高打率をマーク。昨季は外野起用が多かったが、インサイドワークにも定評があり、改めて捕手で勝負する。今季こそ一軍で結果を残したいが、會澤翼の3年契約もあって出場機会をどう確保するかがカギになりそう。

4位:石川昂弥[中日・三塁手]
(いしかわ・たかや/19歳/右投右打)
 鈴木誠也(広島)とも頻繁に比較される大物ルーキー。木製バットへの対応力が高く、物おじしない性格も含めてプロでも早い段階から結果を残しそう。チーム事情を加味して外野転向を示唆する声もあるものの、グラブさばきが柔らかく、俊敏な動きと強肩で魅せる三塁守備にも高いポテンシャルを感じる。

5位:奥川恭伸[ヤクルト・先発投手]
(おくがわ・やすのぶ/19歳/右投右打)
 高卒投手としては歴代屈指の完成度を誇り、かなり早い段階で先発陣の柱になってもおかしくない。最速158キロの速球と変化量の大きいスライダーで高い奪三振率が期待でき、比較されることの多い田中将大(ヤンキース)本人からも「18の時の僕なんかより数段いいと思いますね」。
 6位:森下暢仁[広島・先発投手]
(もりした・まさと/23歳/右投右打)
 多くの識者が新人王有力候補に名を挙げる即戦力ルーキー。150キロ台の速球と多彩な変化球を武器に、オープン戦でも結果を残した。伸びのある高めの速球とカーブのコンビネーションは、体格も似た岸孝之(楽天)を思わせる。変化球の精度が上がれば即エースだ。

7位:山下航汰[巨人・外野手]
(やました・こうた/20歳/右投左打)
 昨季は高卒育成ルーキーながらイースタン・リーグの首位打者(.332)を獲得。打席での落ち着き、柔らかな打撃はベテランの風格すら漂う。高校時代は通算75本塁打を放ったスラッガーで、小柄な体格以上にパワーを秘める。岡本和真との3・4番コンビ結成を期待したい。

8位:戸郷翔征[巨人・先発投手]
(とごう・しょうせい/20歳/右投右打)
 独特のアーム投げからの力強い速球とスプリットが武器のパワーピッチャー。昨季は高卒1年目ながら一軍初勝利、日本シリーズでもマウンドに上がるなど予想以上に活躍した。今年のオープン戦で10失点炎上した試合で見せたように、変化球の精度には課題も。
 9位:太田椋[オリックス・遊撃手]
(おおた・りょう/19歳/右投右打)
 理想像は「浅村栄斗(楽天)」という打撃で、右方向へも強い打球を飛ばすスラッガーの卵。高卒1年目ながら二軍64試合で6本塁打、OPS.743の好成績を残した一方、遊撃で14失策、守備率.919は要改善。不運もあるとはいえ、2年連続の故障も不安材料だ。

10位:安田尚憲[ロッテ・三塁手]
(やすだ・ひさのり/21歳/右投左打)
 高卒2年目の昨季はイースタンリーグ二冠王(19本塁打・82打点)を獲得。ライナーで伸びていく本塁打には底知れぬパワーを感じ、あわやZOZOマリン場外という特大弾を放ったことも。ただし三塁守備は要改善で、今春のオープン戦でもやや精彩を欠いていた。

【プロ野球プロスペクト・ランキング:11〜25位】に続く

文●城ノ井道人
 

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