【現役スター名場面5選:坂本勇人】日本最強の遊撃手は日本シリーズや代表戦とあらゆる場面で大活躍!

【現役スター名場面5選:坂本勇人】日本最強の遊撃手は日本シリーズや代表戦とあらゆる場面で大活躍!

歴代屈指の遊撃手、坂本の名場面ベスト5がこれだ! 写真●徳原隆元

スターがスターたる所以は、ファンの記憶にいつまでも残るような名場面を生んでくれるからだ。開幕の見通しが立たない今だからこそ、改めて現役スター選手の「名場面」を振り返って元気を取り戻そうではないか。今回取り上げるのは、日本が誇る名遊撃手・坂本勇人(巨人)。編集部の独断と偏見で選んだ5つの名場面をランキングで紹介しよう!

5位 記念すべきプロ第1号本塁打が満塁弾の離れ業
(2008年4月6日・阪神戦/東京ドーム)

 坂本は“持っている”男である。節目節目の一打はすべて印象的なものばかりだ。その“坂本勇人伝説”の序章となったのが、高卒2年目の開幕直後に放ったプロ初本塁打だった。この年、松井秀喜以来の10代開幕スタメン入りを果たした坂本は東京ドームで行われた阪神戦の5回、無死満塁の場面で阿部健太の速球を一閃。左翼スタンドに叩き込んだ。

 満塁弾でのプロ初アーチは球団史上7人目、19歳3ヵ月での達成はセ・リーグ最年少記録となった。はにかんだ笑顔でグラウンドを一周した彼の背番号はまだ61だった。
  4位 幼なじみの田中将大に黒星をつける猛打賞の活躍
(2013年11月2日・楽天戦/クリネックスタジアム宮城)

 よく知られているエピソードだが、坂本と田中将大は小学校の軟式野球でバッテリーを組んでいた仲。当時は坂本が投手で、田中が捕手だった。その後、球界を代表する若手スターへと成長した2人が、13年の日本シリーズで相まみえた。

 第2戦では4打数0安打2三振と歯が立たなかった坂本だが、2勝3敗と王手をかけられた第6戦で“リベンジ”を果たす。2点を追う5回、先頭打者として登場すると、左中間フェンス直撃の目の覚めるような二塁打。さらに6回、8回にも田中からヒットを放った。この活躍もあり、試合は巨人が4対2で勝利。レギュラーシーズン24勝0敗1Sという金字塔を打ち立てた田中に、この年、唯一の黒星をつけた。

3位 「プレミア12」大会創設緒戦で攻守に躍動
(2015年11月8日・韓国戦/札幌ドーム)

 2015年に産声を上げたプレミア12。その記念すべき最初の試合で、坂本は攻守に躍動した。札幌ドームで行われた緒戦の相手は宿敵・韓国。先発の大谷翔平が完璧に近い投球で韓国打線を封じ込めると、打線も効果的な攻撃で5回までに3対0とリードする。迎えた6回裏、この日2番を打っていた坂本に打席が回ると、代名詞とも言えるインコースさばきでレフトへ技ありの本塁打。この一発は坂本の侍ジャパン第1号であると同時に、大会初のホームランでもあった。

 8回には見事なダイビングキャッチでピンチを救い、日本は大事な緒戦をものにした。結局、日本は大会3位に終わったものの、坂本は最優秀守備選手賞を受賞。新たな勲章を手にした。また、大会中に筒香嘉智らに助言を求め、スウィング改造に着手。これが翌年のセ・リーグ史上初となる遊撃手での首位打者獲得につながった。
 2位 史上2番目のスピード記録で通算1500安打達成
(2017年7月9日・阪神戦/甲子園)

 16年に.344の高打率で首位打者を獲得した坂本は、翌17年も開幕から安打を量産した。7月9日の阪神戦、9回にドリスからレフト前に運んで通算1500安打に到達。28歳6ヵ月での達成は、榎本喜八(27歳9ヵ月)に次ぐスピード記録だった。この偉業は、坂本のヒットメーカーとしての才能だけでなく、「ずば抜けた頑強さ」も示している。

 プロ2年目を皮切りに、計7回も全試合出場を達成。しかもその間、ポストシーズンに10度出場、WBCとプレミア12の代表に2度ずつ招集されている。大きな故障なく試合に出続け、そして結果を残し続けたからこそ達成できたマイルストーンだった。それだけに、今季開幕が遅れたことで史上最年少での2000本安打到達が事実上、不可能になってしまったのは残念でならない。
 1位 千両役者の面目躍如! 狙って打った“令和第1号アーチ”
(2019年5月1日・中日戦/東京ドーム)

「打つべくして打った選手」。原辰徳監督が感慨深げに語ったのも納得だろう。新元号に変わって最初の試合となった中日戦で、初回に「令和初安打」を放った坂本は、2回の第2打席で山井大介からプロ野球“令和第1号”のホームランを左翼スタンドへ叩き込んだ。時刻は14時30分。試合開始時間が他のカードより早かったという好条件もあったとはいえ、こういうところで記録に名を残す一打を放つあたりがいかにも坂本らしい。しかも「平成から令和になって第1号を打てたらいいなと思っていた」というから心憎い。

“平成第1号ホームラン”を記録した原監督の目の前で放ったことも、巨人ファンの間では長く語り継がれることだろう。この年、坂本は遊撃手では史上2人目の年間40本塁打をクリアし、リーグ優勝に大きく貢献。初のMVPを受賞した。

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構成●SLUGGER編集部
 

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