マエケンの元チームメイトが28歳でホームレスへ転落…彼の身に何が起こったのか

マエケンの元チームメイトが28歳でホームレスへ転落…彼の身に何が起こったのか

つい4年前のプレーオフで活躍したトールズだが、空港の敷地内で寝泊まりしていたところを逮捕された。(C)Getty Images

6月22日、元ロサンゼルス・ドジャース外野手のアンドリュー・トールズがフロリダのキーウェスト国際空港で逮捕された。容疑は不法侵入。空港の裏で寝泊まりしていたトールズは、警官からの度重なる退去勧告を拒んだため逮捕された。逮捕された当時、トールズの所持品は小さな黒いカバンだけだったという。

 今から4年前の16年、トールズはメジャーリーグの舞台で輝きを放っていた。7月に初昇格を果したトールズは48試合で打率.314、3本塁打と活躍。元NFL選手の父譲りの身体能力を攻守に発揮し、前田健太が先発した試合でホームランを放ったこともある。ポストシーズンでも11試合で打率.364と大健闘した。

 実は、トールズは大学時代から「問題児」として悪名を馳せていた。12年ドラフト3巡目指名でタンパベイ・レイズに入団し、13年にはチームの年間最優秀マイナー選手に選ばれたが、怠慢プレーや規律違反を繰り返し、15年3月に解雇。その後、ドジャースに拾われるまでの半年間は浪人生活を送り、スーパーマーケットで朝4時から働いたこともあった。一方、トールズは当時から不安障害とも戦っていた。投薬やカウンセリングを受けながらプレーを続けていたが、一連のトラブルにも影響を与えていた可能性は否定できない。
  ドジャースで再起を果たし、順調なキャリアを歩むかに思われたトールズだったが、17年に早くも運命が暗転してしまう。5月の試合で守備中に右ヒザ前十字靭帯断裂の重傷を負い、残りシーズンを欠場。18年はほぼ3A暮らしで、19年は「個人的な事情」を理由にチームを離脱すると、そのまま表舞台から姿を消してしまった。

 この1年間でトールズの身に何が起きたのか、まだはっきりとは分かっていない。だが、ホームレスに身をやつした原因が不安障害と関係しているのなら、同情の余地は十分ある。すでにSNS上では「ドジャースはトールズに救いの手を差し伸べるべき」という声が多く出ている。

構成●SLUGGER編集部

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