「ファンがいないのは慣れている」。GG賞2度のチャップマンが無観客試合はアスレティックスに有利と自虐

「ファンがいないのは慣れている」。GG賞2度のチャップマンが無観客試合はアスレティックスに有利と自虐

チャップマンが自分のチームを馬鹿にしたような発言をした真意とは?(C)Getty Images

現地アメリカは新型コロナウイルス感染拡大の猛威が止むことを知らないが、メジャーリーグは7月23日ないし24日に開幕を迎える運びである。果たして当面は無観客試合で行われることも決定しており、このことがペナントレースの行方にも影響を及ぼしそうだ。そう証言するのが、オークランド・アスレティックスの三塁手、マット・チャップマンである。

 地元紙『サンフランシスコ・クロニクル』の取材に応じた2年連続ゴールデン・グラブの名手は、「無観客で試合が行われるのは僕らに有利だと思う」と語り、こう続けた。「だって、僕らは試合に多くのファンがいないのに慣れているから」。

『マネーボール』を代表する古豪アスレティックスは、メジャーきっての不人気球団の一つである。過去2年連続でポストシーズンに出場しながらも、観客動員はともに全30球団中24位と低迷。球場施設の老朽化も進行しており、また治安の悪さもファン離れの要因となっている。対岸のサンフランシスコ・ジャイアンツが人気球団なのも、やや皮肉かもしれない。
  普段は平均2万人前後しか入らないといっても、宿敵ジャイアンツとのインターリーグや一戦必勝のワイルドカード・ゲームでは4万人以上を動員するなど、根強い人気があるのは事実だ。チャップマンはこの“二面性”がまた、アスレティックスに良い風向きになると考えている。

「他のチームは広い球場にファンがいないことを知らないし、だから(熱が生まれないので)夜の寒さも分からないよね。それが僕らに有利になると思うんだ」とチャップマンは言う。「でも、僕らはそういう環境で試合をすることに慣れているから。大勢のファン、少ないファンの前でプレーすることは慣れっこさ!」

 もはや、チャップマンが自分のチームを褒めているのか貶しているのかよく分からないものの、無観客、さらには60試合という超短期決戦のレギュラーシーズンという異常時では、こうした外部的な要因もペナントレースに影響を与えるかもしれない。

構成●SLUGGER編集部

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