稀代の出塁マシーンに球界屈指の偏屈者…秋山翔吾の“愉快な仲間たち”を一挙紹介!

稀代の出塁マシーンに球界屈指の偏屈者…秋山翔吾の“愉快な仲間たち”を一挙紹介!

10年代を代表する強打者ボトー(左)、球界きっての理論派バウアー(中)、昨季48本塁打のスアレス(右)と、レッズには魅力的な選手が数多くいる。(C)Getty Images

今季から秋山翔吾が加わったシンシナティ・レッズ。今季のダークホースにも挙げられている赤い軍団は、残念ながら日本での知名度は高いとは言えないが、それでも魅力的な選手が大勢いる。球界屈指の選球眼を誇る強打者から球界屈指の偏屈者、投打二刀流で才能を発揮する選手まで、秋山の“愉快な仲間たち”を紹介しよう。

■ジョーイ・ボトー(一塁手)
レッズ一筋14年目のフランチャイズ・プレーヤー。ボールの見極めは歴代でも屈指のレベルで、リーグ最高出塁率を7度も記録している。15年ぶりのリーグ優勝を果たした10年は打率.324、37本塁打、リーグベストのOPS1.024をマークする活躍でMVPに輝いた。イチローに心酔し、打撃にも独自のこだわりを持つあたりは秋山とも相性が良さそうだが、あまのじゃく気質でファンに悪態をつくことも。

■トレバー・バウアー(先発投手)
UCLAで工科学を学び、自作のドローンを飛ばすほどの“理系オタク”。トレーニング施設『ドライブライン・ベースボール』を有名にしたのはバウアーと言っても過言ではなく、最新鋭の機器を用いて投球をアップデートし続ける。18年にはア・リーグ2位の防御率2.21を記録したが、昨季は降板への不満からボールをセンター方向へぶん投げ、直後にインディアンスから放出された。
 ■エウヘニオ・スアレス(三塁手)
メジャーデビューを果たした14年以降、本塁打の数を毎年増やしてメジャーを代表するスラッガーに成長。昨季はリーグ2位&ベネズエラ出身選手歴代最多の49本を放った。三塁守備では逆シングルの捕球がお手の物。試合中によくバブルガムを膨らませ、ギネス記録保持者から注目された。18年の日米野球で来日した際は夫婦ともども観光にも熱心に参加していた。

■ルイス・カスティーヨ(先発投手)
小柄な身体から平均96.4マイル(約155.1キロ)の4シームと魔球チェンジアップで打者を牛耳る姿は、同じドミニカ共和国出身のレジェンドであるペドロ・マルティネスと比較される。昨季は初のオールスター選出にリーグ6位の奪三振率(10.67)、チーム最多の15勝とブレイクした。ちなみに、マイナー時代にジャイアンツからマーリンズに移籍した際の交換相手は元楽天、巨人のケイシー・マギー。

■マイケル・ローレンゼン(救援投手)
大谷翔平(エンジェルス)よりスケールは一歩劣るものの、投打で才能を発揮するリリーフ右腕。昨季は自己最多の73試合に登板して防御率2.97の好成績をマーク。9月には1921年のベーブ・ルース以来となる「1試合で勝利投手&本塁打&野手守備」を達成した。SNSには二刀流を可能にするボディバランス抜群の動画を投稿する。
 ■アリスティデス・アキーノ(外野手)
昨年、突如としてブレイクを果たした怪物。3Aでの78試合で28本塁打を放つと、8月のメジャー昇格後に56試合で19発と大爆発して周囲の度肝を抜いた。目を引くのは打席で直立して構える特異な変則フォームで、ダイヤモンドを一周する際の力こぶポーズもおなじみになった。右のパワーヒッターで、同じ外野手でも秋山とは真逆のタイプ。

■ソニー・グレイ(先発投手)
シンカーを低めに集めてゴロを打たせる典型的なグラウンダーだったが、昨季は高速カメラなどの科学技術を駆使して鋭くなったスライダーを多投。リーグ5位の防御率2.87、自己最高の奪三振率10.52%をマークするなど進化を遂げた。09年の日米大学野球と10年の世界大学野球選手権でアメリカ代表として参加し、ともに日本戦で登板。

■ニック・センゼル(ユーティリティ)
16年ドラフト全体2位で入団したチーム最高の期待株。プロ入り直後からマイナーで3年連続打率3割を超え、昨年5月にメジャーデビューを果たした。今季のブレイク候補として期待される一方、ポジションはプロ入り時の三塁から二塁、センターと転々。今季も定位置はなく、スーパーユーティリティとして出場機会増を狙う。
 ■アミール・ギャレット(救援投手)
速球と切れ味鋭いスライダーのコンビネーションで三振を量産する救援左腕。昨季はチーム最多の22ホールドを挙げ、今季も勝利が近付けば登板を観る機会は多そう。愛犬との散歩が趣味でのんびりするのが好きと語る一方、ここ2年連続で乱闘劇の主役となるなど血の気も多い。テレビゲームは球界屈指の腕前。

■デビッド・ベル(監督)
昨季から指揮を執る地元出身の理論派。チームが後手になっていたテクノロジー活用に積極的に乗り出し、5年ぶりの最下位脱出を成功させた。現役時代は内野手で、01年にはマリナーズでメジャー歴代最多タイのシーズン116勝に貢献。今や伝説となったイチローの“レーザービーム”送球を三塁で受けた。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『スラッガー』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。

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