いよいよ明日開幕!甲子園交流試合のドラフト候補「野手」をピックアップ

いよいよ明日開幕!甲子園交流試合のドラフト候補「野手」をピックアップ

交流試合に出場する注目打者。左から井上朋也、小深田大地、山村崇嘉。写真:大友良行

選抜高校野球の代替大会にあたる「2020年甲子園交流試合」が10日から行われる。出場選手の中から、今年のプロ野球ドラフト会議に名前が上がりそうな注目の「野手」をピックアップした。

●山村崇嘉/東海大相模3年(180p・85s、右投左打、一塁・遊撃・投手)
 通算本塁打45本。あらゆるコースを振り切る打撃で、スタンドまで運ぶ力がある。すでに木製バットを使用。最近はショートを守り、プロ入りに余念が無い。投手としてもMAX142キロを投げる。肩も強く遠投115m。上位候補。

●井上朋也/花咲徳栄3年(180p・80s、右投右打、右翼手・三塁手)
 スイングが速くてインパクト時が強く、パワーがある。常にフルスイングで逆方向も長打にする。振り遅れたり、引っかけたボールでもスタンドまで運んでしまう。通算48本塁打。目下三塁に挑戦中。上位指名確実。

●仲三河優太/大阪桐蔭3年(180p・80s、右投左打=外野手、投手)
MAX139。高校通算10発、強肩強打の右翼手兼投手として注目されている。特に強いスイングで、遠くへ飛ばす技術を身につけている。
選球眼もいいが、本人は投手へのこだわりもある。二刀流を目指す。

●来田涼斗/明石商3年(180p・82s、右投左打、外野手)
 打席で体をのけ反らせ、肩甲骨の可動域を広げ、柔らかくしてから構える独特のスタイル。軸がしっかりしていて、パンチ力と50m5秒9という足もあって馬力もある。上位候補の一人だ。

●小深田大地/履正社3年(177p・86s、右投左打、三塁手)
 通算34本塁打。タイミングの取り方がうまいしパワーもある。外角球も逆らわずに打ち返しスタンドまで持って行く。「打撃を甲子園でアピールしたい」と燃える。高校生の中ではトップクラス。
 ●内山壮真/星稜3年(172p・72s、右投右打、捕手)
 スローイングは1.8秒と速い。状況判断ができる心と体の芯の強さがある。小柄だが、打撃もしっかり振るという意識を持っているので軸がブレない。県独自大会で120m超の特大本塁打を放なった。投打とも、センスあふれるクレバーな捕手だ。

●佐々木泰/県岐阜商3年(180p・78s、右投右打、三塁手、投手)
 コロナ自粛期間中に自主トレでパワーアップ。飛距離が出るようになり通算37本塁打。特に右中間の打球が伸び、内角もとっさに回転し、対応できるようになった。県独自大会は、学校関係者のコロナ陽性反応のため、辞退。その鬱憤を甲子園で晴らす気迫で甲子園交流試合に望む。

●入江大樹/仙台育英3年(185p・83s、右投右打、遊撃手)
 恵まれた体格のプロ注目の大型遊撃手。バッティングは、遠くへ飛ばす力がある。インパクト時の強さは、高校トップレベル。守りも強肩だし、スローイングも悪くない。スケール感があり、将来楽しみな選手だ。

 今年のドラフトの対象ではないが、最後に有望な2年生も紹介しよう。

●瀬千皓/天理2年(178p・76s、右投右打=外野手)
 昨秋の神宮大会で大ブレークしたメガネのスラッガー。仙台育英戦で、先制2ランと決勝点となる満塁一掃の3塁打を放ち、3安打5打点。準決勝は中京大中京に敗れたものの、好投手高橋から左越え本塁打放ち、ベスト4進出の原動力となった。逆方向へも打てる長打力と、変化球にタイミングをあわせる技術を持ちあわせている。

●前川右京/智弁学園2年(175p・80s、左投左打、外野手)
 今をときめくホームラン打者・岡本和真(巨人)以上と評されているのが前川だ。入学と同時に5番。夏には4番を任せられ甲子園出場。ボールを潰すような怪力打法で、目下通算21本塁打。左ながらレフトにも長打を放つ。早くも、21年ドラフト候補の筆頭だ。

取材・文●大友良行

【著者プロフィール】 おおとも・よしゆき/元大手新聞社の報道写真記者。事件事故取材の傍らメジャーリーグやサッカーW杯などの欧州サッカーを取材。現在は、全国の大学野球、春夏の甲子園をはじめとする高校野球、都市対抗を中心に社会人野球などを深く取材している。著書に「野球監督の仕事(共著・成美堂出版)」、「CMタイムの逆襲(東急エージェンシー)」などがある。

関連記事(外部サイト)