【今週のセ・リーグ展望】不振にあえぐ巨人打線は本拠地で心機一転なるか。大瀬良×西勇のエース対決第2ラウンドも注目

【今週のセ・リーグ展望】不振にあえぐ巨人打線は本拠地で心機一転なるか。大瀬良×西勇のエース対決第2ラウンドも注目

リーグダントツの15本塁打を放っている岡本も8月は打率1割台と本来の状態ではない。写真:徳原隆元

●DeNA−阪神(横浜)
10日(月)武藤祐太−岩貞祐太
11日(火)井納翔一−ガルシア
12日(水)浜口遥大−青柳晃洋

 武藤は中日在籍の2015年6月27日以来5年ぶりの先発マウンド。この日はブルペンデーで、長くても2イニング程度だろうが、どんな投球を見せてくれるのか注目だ。水曜日のマッチアップも要注目だ。浜口は昨年4月の阪神戦で7四球を出しながら1安打完封というセ・リーグ初の珍記録を達成。一方、阪神は本来なら藤浪晋太郎の順番だが、苦手の広島戦登板を回避させるため青柳を中4日で先発させるという噂が出ている。

 打線に目を移すと、阪神は近本光司が開幕直後の不振から脱却し、8月は4割以上の打率をマークしているが、打線全体としてはやや低調。一方、DeNAは佐野恵太が8月に入って打率.448、3本塁打。神里和毅も.462と絶好調。オースティンが故障で登録抹消となったが、穴を感じさせていない。伏兵の倉本寿彦、中井大介も要所で光る仕事をしており、阪神投手陣にとっては息が抜けないだろう。
 ●広島−中日(マツダ)
10日(月)九里亜蓮−小笠原慎之介
11日(火)野村祐輔−福谷
12日(水)K・ジョンソン−柳裕也

 依然として最下位に低迷している中日だが、7〜9日の首位・巨人との3連戦は2勝1分。上位浮上のためには、4勝13敗と大きく負け越しているビジターで勝つことが絶対条件で、その意味でも5位・広島との今回の“逆天王山”は大きな意味を持つ。

 月曜日は小笠原が今季初マウンドに立つ。今季はストレートの球速が伸びずに二軍でもいまひとつの投球内容だが、開幕投手経験もある左腕がチームの救世主となれるか。一方の広島は一時、崩壊状態だったブルペン陣がフランスアと塹江敦哉を軸にやや持ち直してきた。打線ではベテランの長野久義が8月に入って3本塁打と好調で、若い坂倉将吾も持ち前の打力を発揮している。ただ、11日と12日の先発は流動的。野村は5日のヤクルト戦で120球投げており、中5日での登板には不安が残る。●巨人−ヤクルト(東京ドーム)
12日(水)菅野智之−高梨裕稔
13日(木)戸郷翔征−高橋奎二

 セ・リーグの他の2カードが月〜水曜の3連戦なのに対し、こちらは水・木の2連戦。両チームとも8月に入ってから低空飛行だが、2日間の休みで心機一転といきたい。

 主軸の丸佳浩、坂本勇人が同時にスランプに陥った巨人は先週末の最下位・中日との3連戦で一つも勝てず(2敗1分)。主砲の岡本和真も本塁打は出ているが、調子自体は落ちている。8月のチーム打率はまさかの1割台(.189)と打線の不振はかなり深刻だ。初戦先発は絶対的エースの菅野。ここまで7戦6勝と絶好調で、相手とのマッチアップを考えても絶対に落とせない一戦になる。

 3位に転落して貯金も吐き出してしまったヤクルトは大黒柱の山田哲人が戦線離脱する中、塩見泰隆、宮本丈といった新しい力が台頭しつつある。山田も復帰間近とみられ、何とか再浮上を図りたい。
 ●阪神−広島(京セラドーム)
14日(金)藤浪晋太郎−森下暢仁
15日(土)西勇輝−大瀬良大地
16日(日)秋山拓巳−遠藤淳志

 注目は西勇−大瀬良のエース対決第2ラウンド。両者は先週の土曜日も対戦しており、この時は西勇が6回1失点、大瀬良が7回1失点と両者一歩も譲らず好投を見せたが、試合は2対1で広島が勝利した。西勇は今季ここまで8先発すべて6イニング以上を投げ、QSも7回記録しているがまだ2勝。今度こそ打線の奮起に期待したい。藤浪は、今季初登板となった7月23日の広島戦で5回まで無失点に抑えながら6回にピレラに満塁弾を食らった。その時のリベンジを果たせるか。●巨人−中日(東京ドーム)
14日(金)メルセデス−大野雄大
15日(土)田口麗斗−勝野昌慶
16日(日)畠世周−Y・ロドリゲス

 両軍は先週の週末(7〜9日)にも対戦し、この時は中日が2勝1分と勝ち越した。特に目立ったのが中日の先発投手陣で、大野雄が完投勝ち、勝野は6回1失点、プロ初登板のY・ロドリゲスが6.2回2失点の好投。巨人打線とすれば、2試合続けてやられるわけにはいかないだろう。打線全体が調子を落としている中、中日戦で今季11打数5安打、7日には大野雄から本塁打を放っている北村拓己がキーマンになるかもしれない。●DeNA−ヤクルト(横浜)
14日(金)大貫晋一−吉田大喜
15日(土)今永昇太−小川泰弘
16日(日)平良拳太郎−山中浩文

 吉田大喜は7日のDeNA戦でプロ初勝利。ここ3先発はいずれも5イニング以上投げて2失点以下と安定している。対する大貫も4連勝中と絶好調。防御率リーグトップの平良ともども、ゴロの山を築く投球で長打を最小限にとどめているのが活躍の要因。また、15日先発予定の今永も、本来はフライ系ながら今季は49.2回で被本塁打2本のみ。そのうちの1本は8日に村上宗隆が放った1本で、そこも含めてヤクルト打線が好調のDeNA3投手をどう攻略するかが見どころになりそうだ。

構成●SLUGGER編集部

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