【今週のパ・リーグ展望】3位のロッテは2ゲーム差に迫るソフトバンクと対決! “リベンジ”を狙う男たちにも注目

【今週のパ・リーグ展望】3位のロッテは2ゲーム差に迫るソフトバンクと対決! “リベンジ”を狙う男たちにも注目

昨年の日本シリーズでMVPに輝いたグラシアル。停滞気味のソフトバンク打線の起爆剤になるだろうか。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

●ロッテ−ソフトバンク(ZOZOマリン)
18日(火)美馬学−千賀滉大
19日(水)小島和哉−笠谷
20日(木)岩下大輝−大竹耕太郎
21日(金)石川歩−東浜巨
22日(土)二木康太−二保旭
23日(日)中村稔弥−石川柊太

 開幕カード以来実に2ヵ月ぶりとなる対戦。ソフトバンクは前節で最下位オリックス相手に5勝1敗の横綱相撲、ロッテも日本ハムに4勝2敗と勝ち越しており、好調チーム同士の対決となる。3位ながら首位ソフトバンクに2ゲーム差のロッテは本拠地で一気に攻勢をかけたい。

 初戦先発予定の千賀は昨季のロッテ戦で防御率2.06、39.1回で奪49三振と好投。9月6日にはノーヒットノーランも達成し、その時以来の登板となる。ただ、ノーノー達成当時とは違い、現在は決して絶好調とは言えない。ロッテはリベンジの機会を手ぐすね引いて待っていたはずで、注目の一戦になることは間違いない。

 ロッテ打線は大砲レアードを腰痛で欠くが、主砲の井上晴哉が好調。また、不振を囲っていた正捕手の田村龍弘が前節で20打数6安打、うち4本が長打と調子を上げている。さらに、和田康士朗が17日の試合でプロ初ヒットを含む3安打3盗塁と波に乗っている。“甲斐キャノン”との対決も見どころになりそうだ。
  一方、ソフトバンク打線は柳田悠岐の大活躍が目立っているが、実は8月のチーム打率.228はリーグワースト、53得点はワースト2位と苦しんでいる。ファームでの調整を終え、一軍昇格が決まったグラシアルには起爆剤として期待がかかる。

●日本ハム−楽天(札幌ドーム)
18日(火)上沢直之−弓削隼人
19日(水)杉浦稔大−涌井秀章
20日(木)マルティネス−松井裕樹
21日(金)加藤貴之−則本昂大
22日(土)有原航平−塩見貴洋
23日(日)バーヘイゲン−福井優也

 前回の対戦(6月23日〜28日)は楽天が4勝2敗。特に際立ったのが楽天打線の爆発ぶりで、6試合で43得点。27日には18対4で大勝した。札幌ドームに舞台を移して行われる今回の対決も、日本ハム投手陣が楽天打線をどう食い止めるかがまず焦点になるだろう。

 中でも期待したいのは杉浦だ。ここ3試合は20.1投球回で被安打わずか10、2失点と絶好調。前回登板は7日で休養万全で臨めるのも大きいはずだ。また、中継ぎの玉井大翔にも密かに注目したい。4対18と大敗した前出の6月27日の試合では0.2回4安打6失点と大炎上したが、そこから実に19試合連続無失点を続けている。本人とすれば、楽天相手に直接リベンジを果たしたい思いもあるはずだ。
  23日先発が濃厚なバーヘイゲンもいろいろな意味で注目。平均152キロ近いツーシームは威力満点だが、ここまですでに18盗塁を許している。今季から機動力を積極的に使うようになっている楽天がここを狙わないはずもない。捕手との共同作業でランニング・ゲームをどう阻止するかが勝敗の分かれ目になるかもしれない。

 一方の楽天は先発投手陣が心配要素。エース格の則本昂はシーズン最初の4先発で防御率0.98だったのが、以降の6先発では27イニングで25失点(自責点21)と大乱調。肩やヒジに不調があるわけではないとのことだが、ここまで不振が続くと不安が募る。また、松井も先発再転向からなかなか結果が出ないが、18年に球団タイ記録の7者連続奪三振を記録した相手がこの日本ハム戦。浮上のきっかけをつかめるだろうか。
 ●オリックス−西武(京セラドーム)
18日(火)山本由伸−高橋光成
19日(水)田嶋大樹−榎田大樹
20日(木)張奕−十亀剣
21日(金)山崎福也−ニール
22日(土)アルバース−内海哲也
23日(日)吉田凌−松本航

 西武は8月6日から7連敗、対するオリックスは8月に入って2勝10敗1分。芳しくないチーム状況を反映するように、どちらも先発投手陣の台所事情は苦しい。西武は先週の試合に先発した伊藤翔、與座隼人、本田圭佑の3人が登録抹消となり、代わってベテランの榎田、内海が昇格する見込み。20日は同じく経験豊富な十亀か、あるいは新人の浜屋将太が抜擢される可能性もある。西武は16日に本田が勝ち星を手にするまで、14試合連続で先発投手に白星がつかない状態が続いていたが、メンバーの入れ替えで立て直せるだろうか。

 一方のオリックスは、8月のチーム防御率はリーグワーストの5.38。頼みの山本も3試合続けて4失点以上と調子を落としている。西村徳文監督はローテーション再編を明言しているが、具体的にどのような形になるかは不透明。7月頭に鈴木優を抜擢して成功した時と同じく、リリーフで好投している吉田凌を先発で起用する手も面白いかもしれない。また、左脇腹の故障で離脱している山岡泰輔が復帰する可能性も十分ある。

 投手陣の台所事情が苦しいのは同じでも、打線の勢いは違う。8月のチーム打率は西武.248、オリックス.241とそう違わないが、本塁打数は15本と3本。オリックスは8月の13試合で4点以上取った試合は3回しかない。この状況に至ってなお1〜3番に長打力に欠ける打者を並べるなど、首をかしげたくなる用兵も目立つ。状況を打開するためにも、開幕直後の超攻撃型布陣に戻すくらいの思い切った手が必要ではないか。

構成●SLUGGER編集部

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