ダルビッシュが7回1安打1失点でメジャー単独最多7勝目! 7戦7勝は日本人初、5回まで完全投球も一発に泣く

ダルビッシュが7回1安打1失点でメジャー単独最多7勝目! 7戦7勝は日本人初、5回まで完全投球も一発に泣く

メジャー単独最多7勝目を手にしたダルビッシュ。サイ・ヤング賞の筆頭と言っていい大活躍だ。(C)Getty Images

もはや、この男の投球に圧巻という言葉はいらないのかもしれない。なぜなら、ダルビッシュ有は毎回「圧巻」の投球を披露するからだ。

 シカゴ・カブスのダルビッシュは現地時間4日、本拠地で行われたセントルイス・カーディナルス戦に先発すると、5回まで圧巻のパーフェクトピッチング。6回にこの日唯一となるヒットを本塁打で喫したものの、7回1安打1失点、無四球10奪三振という素晴らしい内容で今季7勝目を手にした。7勝はメジャー単独最多勝であり、7戦7勝は日本人投手初の快挙となった。

 初回からエンジン全開だった。先頭を3球三振に仕留めると、続く2番も左打者の内角から入ってくるフロントドアの96マイル(154キロ)シンカー/2シームで見逃し三振。3回にも2つの三振、5回は三者連続三振を奪い、前回8月17日に今季ワースト8安打を浴びた相手を完璧に封じ込めていく。

 苦手のポール・ゴールドシュミットの他にもヒット性の打球をシフトでアウトに仕留め、「これはあるか」と思わせたが、6回先頭で迎えたマット・カーペンターでこの日初めて“ミス”を犯してしまう。2球で2ストライクに追い込むも、スプリッターや冴え渡っているフロントドアのシンカーがなかなか決まらず、ファウルで粘られてからの9球目。この日左打者の外角に面白いように決まっていたスライダーが少し甘く入り、その一球を右中間へ運ばれた。8月13日のミルウォーキー・ブルワーズ戦も7回に一発を浴びてノーヒッターが消えたが、この日も伏兵の本塁打で快挙が離れていった。
  しかし、これで崩れないのがダルビッシュだ。続く打者を三振に打ち取り、7回まで6者連続アウト。これまで決め球は変化球主体だった中、最後の2人は96マイル超(154キロ)の4シームで空振り三振に仕留め、101球を投げて7回1安打1失点、無四球11奪三振。今季3度目の2ケタ奪三振も達成した。

“元女房役”のウィルソン・コントレラスの3安打1本塁打4打点の活躍もあって、カブスは4対1で見事勝利。ダルビッシュはメジャー単独最多7勝目を手にし、防御率1.44もいまだリーグ1位をキープしている。7試合連続QS(6イニング以上を投げて自責点3以下)の見事な安定感も考えれば、いよいよアジア人初のサイ・ヤング賞が見えてきたかもしれない。

構成●SLUGGER編集部

関連記事(外部サイト)