秋山翔吾、ダル&キンブレル打ちに地元TV局は「素晴らしいアプローチ」と絶賛。ただ、リプレー検証で2回アウト

秋山翔吾、ダル&キンブレル打ちに地元TV局は「素晴らしいアプローチ」と絶賛。ただ、リプレー検証で2回アウト

2ストライクから粘り強い打席を見せた秋山。地元TV局もそのアプローチの素晴らしさを評価している。(C)Getty Images

日本が誇るヒットメーカーが、ついにアメリカの地で真価を発揮しつつある。

 秋山翔吾は現地時間9日、敵地シカゴ・カブス戦に「6番・レフト」で先発出場すると、初回にダルビッシュ有、9回にクレイグ・キンブレルからヒットを放つ活躍でチームの勝利に貢献した。もちろん、安打という結果自体も十分なものだったのだが、その打席内容に地元TV局も賛辞を送っているのだ。

 初回、レッズ打線は目下サイ・ヤング賞レースの有力候補ダルビッシュ有からマイク・ムスタカスの3ランで先制する。その直後に秋山の第1打席が回ってきた。カッターとカーブで2ストライクに追い込まれたが、1球ファウルで粘ると4球目、95.4マイル(153.5キロ)の内角低め4シームを遊撃手の前に運び、俊足を飛ばして内野安打をマーク。これで前回対戦から2打席連続ヒットとなった。

 4回の第2打席も2球で簡単に追い込まれたが、96.3マイル(155.0キロ)のシンカー/2シーム、ナックルカーブ、4シームをカットカットカット。6球目のカッターを当てた打球が一塁前に大きく弾む感に秋山は駆け込んだかに見えたが、リプレー検証の結果アウトを宣告される。しかし、粘り強い打席がダルビッシュを苦しめたのは間違いない。
  ダルビッシュ降板後の7回は左腕に三球三振に終わったものの、9回の第4打席も見事だった。通算347セーブのキンブレルとの対戦も、4打席連続で2球で追い込まれながら、切れ味鋭いナックルカーブを見送り、97.4マイル(156.8キロ)の4シームもカット。そして5球目のナックルカーブをキレイにレフト前へ運んで、この日2安打目を記録したのだった。

 追い込まれても簡単にアウトにならない秋山のバッティングを、「メジャーで素晴らしアプローチを見せている」と評したのがレッズの地元TV『オハイオ・FOXスポーツ』のアナウンサーだ。そして「1週間前に比べて確実にアジャスト(適応)できている」と、近くで見ているからこそ分かる変化にも言及している。

 この後、秋山は牽制後の帰塁がリプレー検証の結果アウトになり、1試合2度の判定が覆る珍事を経験するのだが、そうであってもこの日に見せたアプローチが極上だったのは間違いない。まだまだ打率.220と低迷しているものの、前日の2安打に続くマルチヒットを記録するなど、調子は確実に上がっているはず。何より打席で見せた“いやらしさ”は、パワーヒッターが揃う打線の中でもいいアクセントになっており、2度のリプレーを含めて存在感を発揮していた。

構成●SLUGGER編集部
 

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