オリックスのドライチは154キロ右腕・山下舜平大! 中嶋監督代行「必ずエースになる」【オリ熱コラム2020】

オリックスのドライチは154キロ右腕・山下舜平大! 中嶋監督代行「必ずエースになる」【オリ熱コラム2020】

潜在能力の高さでは今ドラフトの指名選手でも屈指の山下。次代のエースとして期待は大きい。写真:産経新聞社

26日、プロ野球ドラフト会議が開催された。今年は新型コロナウイルス感染防止の観点から、各球団ごとに部屋が用意されるという史上初のリモートドラフト。例年であれば、“テーブル上”の駆け引きが球団間で行われることもあるようだが、今年は相手の顔色を伺い知れぬ中でのドラフトとなった。

 オリックスは早くから福良淳一GMが公言していたとおり、近畿大の佐藤輝明三塁手を1位指名したが、阪神、ソフトバンク、巨人と重複した。福良GMは、重複した場合の抽選は自身か中嶋聡監督代行、そして牧田勝吾編成副部長の中から誰が引くか「当日、決める」と話していたが、結局、GM本人が出馬。一番最初にクジを引くも、2番クジの阪神・矢野燿大監督が引き当てて獲得ならず。外れ1位で福岡大大濠高の山下舜平大(やました・しゅんぺいた)投手を指名し、これが単独指名になったため交渉権が確定した。1位抽選は2年連続で外れてしまったが、昨年の宮城大弥投手に続いて今年も縞田拓弥スカウトが担当する高校生投手を1位指名した。
  縞田スカウトは山下を評して「将来性抜群の大型右腕。MAX154キロを誇り、ストレート・カーブともにキレ味抜群。将来、日本のエースになる存在」と太鼓判を押す。昨年の宮城についても、「1年目から上がって来ますよ」と入団発表会見で自信満々に話していたのが現実となった。宮城、山下が山本由伸に続くエースに育つ可能性は多いにあるだろう。

 1位指名後、中嶋監督代行はオンライン会見に応じ、「スケールの大きい素晴らしい投手。即戦力と言えませんが、将来、必ずエースになると思っている。来年すぐという気持ちはないですが、2、3年後にはエース級の投手だと思ってます」と語り、山下に対して「そのまま、今のスケールの大きさをこのチームで出してほしい。待っています」とエールを送った。
  2巡目以降の方針に関しては「言いません」とノーコメントを貫いた中嶋監督代行だが、ウェーバー順トップだった2位では「走・攻・守すべてのレベルが高く、走る姿を見ただけで身体能力の高さを感じさせる。ユニフォーム姿、立ち居振る舞いからもスター性を感じる。ここぞという場面でも力が発揮できるメンタルの強さも魅力の好素材」という中京高校の元謙太(げん・けんだい)外野手を、3位では明石商業高校の来田涼斗(きた・りょうと)外野手と上位3人いずれも高校生を指名。

 そして、4位は立教大の中川颯(なかがわ・はやて)投手、5位豊橋中央高の中川拓真(なかがわ・たくま)捕手、そして6位は日本生命の27歳、阿部翔太(あべ・しょうた)投手を指名して支配下の指名を終えた。
  福良GMは「育成も獲りますよ」と話していたが、育成は高校生を3人、大学生を2人、独立リーグか1名の計6人を指名。数年後のチーム編成を見据えたドラフトと言ってもいいだろう。佐藤を獲得できなかったのは痛いが、山下をはじめ将来性に優れた選手たちに期待したい。

文●どら増田

【PHOTOギャラリー】球界を牽引するスター選手たちの「高校」「大学」当時を秘蔵写真で振り返る

関連記事(外部サイト)