【どこよりも早い2021ドラフト候補ランキング:21〜30位】六大学屈指のスラッガー、東海を代表する大型高校生捕手が登場

【どこよりも早い2021ドラフト候補ランキング:21〜30位】六大学屈指のスラッガー、東海を代表する大型高校生捕手が登場

正木は昨年秋のリーグ戦で打率.378をマーク。持ち前のパワーだけでなく、確実性も向上している。写真:産経新聞社

コロナ禍の影響で昨年11月に予定されていた明治神宮大会は中止されたが、高校野球の秋季大会、大学野球の秋季リーグ、そして東京五輪の影響で冬開催となった都市対抗野球は無事に行われるなど、2021年のドラフト戦線は活発に動き始めている。実際、秋から冬にかけて評価を上げた選手も少なくない。年間300試合以上アマチュア野球を取材しているスポーツライターの西尾典文氏が現時点での2021年ドラフト候補ランキングベスト50を選定。ここでは21〜30位を紹介する。

▼21位:三浦銀二[投手・法政大]
(みうら・ぎんじ/右投右打/福岡大大濠高)
 高校時代から完成度の高さが光る好右腕。法政大でも層の厚い投手陣にあって1年から主戦となり、現役最多となるリーグ戦通算8勝をマークしている。登板過多からか昨年は少し調子を落としていたが、制球力とここ一番のボールの勢いは大学球界でも屈指。最終学年では完全復活に期待したい。
タイプ診断:#安定感 #実績十分

▼22位:木村大成[投手・北海高]
(きむら・たいせい/左投左打)
 完成度の高さが光る北海道屈指のサウスポー。昨年秋の全道大会では4試合、30.2回を投げて無失点と完璧な投球でチームを優勝に導いた。力みのないフォームからストレートと変化球を低めに集め、ここ一番ではギアも上げられる。高校生のサウスポーでは全国でも屈指の存在と言えるだろう。
タイプ診断:#まとまり◎
 ▼23位:正木智也[外野手・慶応大]
(まさき・ともや/右投右打/慶応高)
 東京六大学を代表する右のスラッガー。少しヘッドが外回りし、内角の速いボールには弱点があるものの、芯で捉えた時の飛距離は圧倒的なものがある。3年秋は打率.378を残し、確実性も向上してきた。打つ以外のプレーは目立たないが、貴重な右の大砲候補として注目度は高い。
タイプ診断:#長距離砲

▼24位:野口智哉[遊撃手・関西大]
(のぐち・ともや/右投左打/鳴門渦潮高)
 関西の大学球界を代表する強打のショート。たくましい体格を生かしたフルスイングは迫力十分で、広角に鋭い当たりを放つ。守備も大型ながら動きの良さが目立ち、スローイングの強さも申し分ない。貴重な打てるショートとして、プロでしっかり鍛えてもらいたい素材だ。
タイプ診断:#フルスウィング #三拍子

▼25位:小木田敦也[投手・TDK]
(こぎた・あつや/右投右打/角館高)
 昨年のドラフトで指名されなかったのが最も不思議だった選手。150キロ前後のストレートに頼り過ぎることなく、緩いカーブで上手くカウントをとり、速いカットボール、フォークで打ちとる投球は安定感抜群。都市対抗でもリリーフながら圧巻の投球を見せた。この状態を維持することさえできれば、即戦力として期待できる投手だ。
タイプ診断:#即戦力 #解禁済
 ▼26位:有薗直輝[三塁手・千葉学芸高]
(ありぞの・なおき/右投右打)
 千葉の新興勢力でチームを牽引する右の長距離砲。1年夏から4番を任されると、4回戦ではマリンスタジアムのレフトスタンドへ叩き込んで見せた。スウィングに悪い癖がないのが大きな長所で、センターを中心に強い打球を放つ。守備面ではもう少し特徴が欲しいものの、貴重な右の大砲候補として春以降も注目したい存在だ。
タイプ診断:#強打のサード #新興勢力

▼27位:高木翔斗[捕手・県岐阜商高]
(たかぎ・しょうと/右投右打)
 東海地区を代表する大型捕手。旧チームから不動の正捕手として活躍し、昨秋も2年連続の東海大会準優勝に大きく貢献した。大型だが動きの良さがあり、打撃も広角に打ち分ける上手さが光る。体格に見合った力強さが攻守ともについてくれば、一気に捕手の目玉となるポテンシャルを秘めた選手である。
タイプ診断:#強肩強打

▼28位:森田晃介[投手・慶応大]
(もりた・こうすけ/右投右打/慶応高)
 層の厚い慶応の投手陣にあって、1年時からリーグ戦を経験。2年秋には先発の一角に定着してベストナインも受賞した。重心の低い下半身の強さを感じるフォームで、低めへのコントロールは抜群。年々ストレートの力強さもアップしており、先発として試合を作る能力の高さは東京六大学でも屈指だ。
タイプ診断:#安定感 #先発タイプ
 ▼29位:山本龍之介[投手・SUBARU]
(やまもと・りゅうのすけ/右投右打/札幌日大高→日本大)
 社会人でもトップクラスのスケールを誇る大型右腕。大学時代からスピードと角度のあるストレートには定評があったが、社会人でリリーフとして起用されてコンスタントに150キロを超えるまでになった。調子の波があるのは課題だが、ボール自体の迫力は間違いなく一級品だ。
タイプ診断:#剛腕 #リリーフタイプ

▼30位:森圭名[投手・青山学院大]
(もり・けいな/右投右打/富山第一高)
 富山第一時代から好投手だったが、大学でも順調にスケールアップ。2年秋には東都二部で6勝、4完封と圧巻の成績を残した。たくましい体格と躍動感溢れるフォームでストレートはコンスタントに145キロ以上をマークし、腕を振って投げられるスライダーも鋭く変化する。今春は自身初となる一部でも快投の期待がかかる。
タイプ診断:#躍動感 #本格派

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材し、全国の現場に足を運んでいる。ドラフト、アマチュア野球情報サイト「プロアマ野球研究所(PABBlab)」を2019年8月にリリースして多くの選手やデータを発信している。

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