【オリ熱コラム2021】初の開幕投手を務める山本由伸が調整最終段階へ。巨人・菅野とのエース対決に意気込み十分

【オリ熱コラム2021】初の開幕投手を務める山本由伸が調整最終段階へ。巨人・菅野とのエース対決に意気込み十分

初の開幕投手を務める予定の山本由伸。押しも押されぬチームのエースとして、さらなる活躍が期待される。写真:田口有史

初の開幕投手が決まっているオリックスの“エース”山本由伸が、12日に京セラドーム大阪で行なわれる巨人とのオープン戦に先発する。前回は5日に横浜スタジアムでのDeNA戦で、5回を76球、1本塁打を含む5安打3失点を喫したが、球のキレは十分。現在はさまざまな球種を試している段階で、本人は「いい感じ」と順調な調整を強調する。

 10日には実家が隣りで幼馴染みでもあるキャッチャー頓宮裕真とともに、地元の岡山県備前市から特別観光大使に任命され、委嘱式に臨んだ。田原隆雄市長から「開幕戦で夢のバッテリーができたら素晴らしいなと思います」とエールを送られた由伸は「チームは長い間、開幕戦を勝てていないので、まずはいいスタートを切れるように、責任を持っていい投球をしたいと思います」と抱負を述べた。頓宮が攻守ともに好調なこともあり、「開幕幼馴染みバッテリー」も実現濃厚だ。
  中嶋聡監督が「今までのことは関係ない」とリセットを強調していた開幕戦の連敗についても、避けることなく自ら口にしたところに由伸の覚悟が感じられる。開幕投手の重圧は「今のところ大丈夫です」と笑ったが、「俺が連敗を止めてやる」という気持ちもかなり強いだろう。

 前回登板後の調整については「過ごし方はあまり変わらないんですけど、前回はボールが続いたりとか、納得いかないところとかいっぱいあったので、しっかり練習できました」と振り返ると、「公式戦を意識した投球というか、オープン戦の中では一番しっかり投げる試合になると思います。いろいろと試しながらいい投球ができたら」と続けた。球数は「多分、100球投げると思う。7回ぐらい投げられたらいいかな。しっかり引き締めたピッチングをしたい」と細かいミスの修正に意欲を見せている。
  対戦相手の巨人は菅野智之が先発する予定。エース対決に「いいピッチャーと投げ合うのはいい経験になるので、それもプラスに変えつつ、公式戦にいい状態で入れるようにしっかりやれたらいいなと思います」と前向きに語った。
  公式戦が始まれば、ソフトバンクの千賀滉大や、今年は楽天の田中将大との初対決も待っている。東京オリンピックも控えているだけに、オープン戦とはいえ他球団のエースと投げ合う試合は負けられないところ。球界最強投手への道を順調に歩む由伸は、今年も開幕からエースらしいピッチングを見せてくれるはずだ。

取材・文●どら増田

【著者プロフィール】
どらますだ/1973年生まれ。プロ野球では主にオリックスを取材し、週刊ベースボールの他、数々のウェブ媒体でも執筆している。書籍『ベースボールサミット 第9回 特集オリックス・バファローズ』(カンゼン)ではメインライターを務めた。プロレス、格闘技も取材しており、山本由伸と那須川天心の“神童”対談を実現させたことも。

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